出張旅費の宿泊費について
出張旅費の宿泊費の支給について質問させてください。
一人会社を設立しています。年間150日以上の出張があり節税のためにも出張規程を整備しようと考えています。
質問1:
出張旅費規程を作成しておけば宿泊費を定額支給できるという情報がネットや本などでよくあるのですが、一人会社の場合定額でなく実費とした方がよいのでしょうか?
質問2:
よく宿泊する宿では朝食付きや夕食付きのセットプランがあり利用するのですが、食事込みの宿泊費はどう処理すればよいでしょうか?
出張旅費規程に何か規程しておけばよいでしょうか?
税理士の回答

①一人会社でも、旅費規程に基づいて旅費を支給する事は問題ありません。旅費規定を整備されたら良いと考えます。
②食事付き宿泊費でも、一般的な金額であれば、特に問題はないと考えます。
旅費規程があれば、その定めによる宿泊費を支給する事になります。
1.出張旅費規定があり、その金額がその旅行について通常必要であると認められる金額であれば、一人会社であっても規定に基づいた定額の支給は可能と考えます。
2.定額で支給された宿泊費や日当は、それにかかった金額を別途精算することをしません。会社では旅費等を支払った時に次のような処理をすることになります。
・旅費 ××× / 現金 ×××
つまり、会社としては規定に従って定額で支給した旅費(宿泊費や日当)に関しては、通常はその中身までは関与しませんので、食事付きのホテルに宿泊をしたとしても、また仮に、規定の旅費よりも安く済んだとしても、規定の宿泊費や日当が妥当な金額であれば、実務上は不問とされると思われます。
問題視されるのは旅費規定で定めた金額が妥当か否かです。通常必要な金額を超える高額な旅費ですと、給与とみなされますのでご留意ください。
ご回答ありがとうございます。
規程の金額ですが、調べてもあいまいでどうしようか困っています。
例えば、
宿泊日当 5000円
宿泊費定額 10000円
くらいは妥当で認められますでしょうか?

概ね、一般的な金額と考えます。
ご回答どうもありがとうございました。
ご連絡ありがとうございます。
日当の主旨は、出張するために普段ではかからない食事代や消耗品等の実費を補うためのものになりますので、その主旨を考慮して金額を決めていただければ宜しいと思います。
下記サイトの情報なども参考になるかもしれません。
https://www.e-sanro.net/research/research_jinji/shanaiseido/shuccho/pr1710.html
年間の出張日数が150日を超えるとのことで、その都度日当を支払った場合にはかなりの金額になります。税務調査に備えて金額の算定根拠も明確にしておかれた方が宜しいと思います。
ありがとうございます。参考にさせていただきます。
本投稿は、2019年05月11日 07時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。