ドル出金時の円相場について
海外サイトの売掛金で、ドルとしてプールされるサイトから売掛金回収時の円換算についての質問です。
ドル出金時の円相場の使用について、以下の疑問があります。
サイト内の米ドル残高を出金した場合について、
①出金申請日のドル円相場で円換算して処理するのでしょうか。
②日本の銀行口座へ実際に着金した日のドル円相場で円換算して処理するのでしょうか。
サイトから出金をおこなった際、Payoneerから直接日本銀行へ振込みが行われます。
振込には数日程度のタイムラグがあります。
なお、着金時には手数料が差し引かれるため、
出金額と入金額の差額を為替差損益と手数料のどちらとして
処理すべきか判断に迷っています。
売上は別途、毎月月末時点の
借:売掛金 / 貸:売上
として帳簿付けしています。
ご教示いただけますと幸いです。
税理士の回答
ご質問の件ですが、以下回答させて頂きます。
<①・②について>
着金日の実際の入金額で処理します。
外貨建取引は、実際に「円」として確定した時点(日本の口座への着金日)で処理するのが基本となります。
*出金申請日はまだ資金移動の過程であり、適用される為替レートも確定していないため使用しません。
<差額の処理(為替差損益か手数料か)について>
月末に計上した「売掛金(月末レートでの円換算額)」と、実際の「普通預金への入金額」との差額は、原則としてすべて「為替差損益」として処理して問題ないかと存じます。
Payoneer等からの出金では、適用される為替レートの中に独自の為替手数料が上乗せされていることが一般的です。
そのため、明細上で「送金手数料〇ドル」と明確に別途引かれている場合を除き、差額をわざわざ支払手数料と分ける必要はなく、為替差損益に含めるのが実務上もスムーズかと存じます。
回答は以上となります。
ご参考になりましたら幸いです。
②の日本の銀行口座に着金した時の為替相場で換算することになると考えられます。
手数料で差し引かれた分は、支払手数料や雑費などで処理することになり、為替差損益には含めないことになると思われます。
ご回答ありがとうございます。
補足の質問です。
例えば、31日に100ドルの出金申請を行い、出金時にプラットフォーム側で8ドル、着金時にPayoneerから2ドルの手数料が差し引かれ、最終的に90ドル相当が翌月3日に日本の銀行口座へ着金したとします。
この場合、出金申請時の100ドルを記録しておき、翌月3日時点のレートで100ドル分の売掛金、90ドル分の振込額と差額の10ドルの為替差損益として処理をするという認識でよろしいでしょうか?
ご教示いただけますと幸いです。
結論から申し上げますと、手数料として明確に差し引かれている場合(10ドル分)は「為替差損益」ではなく「支払手数料」として処理するのが適切かと存じます。
今回のように「プラットフォームで8ドル、Payoneerで2ドル」と明細等で手数料の額がハッキリ判明している場合、これらは経費(支払手数料)に該当します。
「為替差損益」は、あくまで売掛金計上時と着金時の為替レートの変動によって生じた差額を調整するための勘定科目となります。
なお、31日の出金申請時点での仕訳は不要です。
資金が動いた翌月3日の着金時に、まとめて以下のように処理するのが適当かと存じます。
【翌月3日の仕訳イメージ】
●借方: 普通預金(90ドル分の実際の着金円額)
●借方: 支払手数料(10ドル分の円換算額*)
●貸方: 売掛金(100ドルに対する売上計上時の帳簿価額)
●借方 or 貸方: 為替差損益(上記3つの貸借を一致させるための差額)
*手数料の円換算は、一般的に着金日の為替レートを使用します。
回答は以上となります。
ご参考になりましたら幸いです。
本投稿は、2026年06月23日 03時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







