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専業主婦です。クラウドワークスから得た報酬の確定申告について教えてください。

独自でいろいろ調べましたが、よくわからなかったので質問致しました。
無知な私でも分かるように教えていただけるとありがたいです><

2016年2月~在宅ワークを始め、クラウドワークスを介して3社から継続してお仕事(データ入力)をいただいています。
現状ですと年収は70万程度になる予測。事業届は出していませんので、雑所得扱いの収入になります…よね?
専業主婦で主人の扶養に入っており、これ以外の収入はありません。

①雑所得ということは、所得が20万を超えたら確定申告が必要になりますか?基礎控除38万円が適応されるのは、どういった場合になるのでしょうか…?

②税務署に問い合わせたところ、家内労働者の特例措置には該当しないと言われました。しかし、ネットで調べていると「クラウドワークスでの仕事は該当する」というものをたくさん目にします。不特定多数ではなく特定の会社と継続契約の場合はOKという回答があり、私もこれになると思っていたのですが、実際のところどうなのでしょうか?また、この特例に該当する場合は、事業届を出していなくても適応されるのですか?

③②が適応外となると、経費がかなり少ないので(ネット通信費+電気代くらい)所得は確実に20万円を超えてきます。確定申告が必要だと思いますが、この場合所得税はいくらかかってくるのでしょうか?また、主人の扶養には入っていられるのでしょうか?

④この仕事を続けていく場合、事業届を出して青色申告ができるようにするべきですか?年収100万円以下でやっていくつもりです。


とても基礎的な質問で大変申し訳ないのですが、全くの無知なもので、教えていただける優しい方がいらっしゃったらとても助かります。
税務署へ電話しましたが、適当すぎて分かりませんでした。

何卒、よろしくお願いいたします。

税理士の回答

東京都中央区の小林税理士事務所 小林拓未と申します。

現在、クラウドワークスでの収入があり、継続されているということで、必ずしも雑所得ではなく、事業所得でも認められると思われます。

①申告が必要なのは、所得が、基礎控除38万円を超えた場合です。所得とは、おおよそ、売上-経費になります。

②特定の人に対して、継続的に人的役務の提供を行うのが「家内労働者の特例」です。特定の人というのは、基本的に不特定多数から仕事を貰わない、という意味です。複数の会社から、単発の仕事を複数貰っており、毎回その会社は異なる場合は適用されず、数社から、仕事を継続的に貰う場合は適用されます。基本的に1社に対し、継続的に内職の仕事をするというイメージです。よく言われる例ですと、○○音楽教師のピアノ教師、なら特定の会社から継続的に収入を得ているので、特例が使えるが、自宅でピアノ教室をやっている場合は、不特定の方々からの収入であるため、特例が使えない、というものがあります。
特例を使う場合は、下記の書類を確定申告書に添付します。提出は申告の際になります。
http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/yoshiki/02/09.pdf
クラウドワークスだから適用できる、できない、ではなく、あくまで特定の会社と仕事をしているかどうかがポイントです。

③所得が20万なら、税金はゼロです。扶養であることも変わりません。

④青色申告をした場合、最大で、(適用できるのであれば)家内労働者の特例65万円+青色申告特別控除65万円が適用されます。そうしますと、最大で130万円稼いでも税金はゼロになります。ここまで稼ぐと、今度は社会保険の扶養から外れてしまいますが、これらの制度をうまく使えば、利益に課税されずに済むことになります。

ご不明な点がございましたら、お手数ですが、再度ご質問ください。

小林様

ご回答頂きありがとうございます。とてもわかりやすく、腑に落ちました!
追加で質問させてくださいm(_ _)m

②に関してですが…
私の場合、特定の3社と継続してお仕事をしているので適応できるかも、と言う解釈で良いのでしょうか?

③に関しまして…
もし特例65万控除が適応されなければ年収70万−経費とすると、確実に所得が38万を超えます。その場合でも扶養内でいられますか?


お手数おかけしますが、宜しくお願い致します。

②については、特定の会社と仕事をしている場合は、3社であっても適用可能です。

③については、所得38万円を超えた場合、配偶者控除はとれませんが、
ご主人の合計所得金額が1千万円以下であり、ご質問者様の年間の合計所得金額が38万円超76万円未満であれば、配偶者特別控除が適用できます。社会保険はそのまま扶養とされます。

本投稿は、2016年11月04日 12時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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