贈与税の時効は成立していますか?
12年前、私が23歳の時に祖父から1100万円を現金で貰いました。
その次の年に祖父が亡くなり、貰ったお金はそのままタンス預金として家に置いておきました。
大事に預金しておくつもりだったのですが、そのころ無職だったのでつい手をつけてしまいました。
祖父が無くなった翌年からクレカの支払い料金として1年に150万(現金を引き落とし用の口座にその都度必要な額入れました)ほど使う、という生活を4年程過ごして計600万ほど使ってしまったと思います。
その後就職してからはそのお金に手をつけて無いので、まだ500万ほど現金で家にあります。
そこで質問なのですが、これは贈与税の時効が成立している事になるのでしょうか?
その頃税について全くの無知だったので贈与税の存在も知らず、祖父との間に贈与があった証文等も存在していません。
今から残りの500万の贈与税だけでも申告しに行った方が良いでしょうか?
また、過去に使った分(クレカ支払い代金)の申告も必要でしょうか?
ご回答頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
税理士の回答
12年前に「あげます。もらいます。」といった双方の意思があったのでしょうからその時点で贈与が成立しています。
よって、本来は翌年の確定申告期間中に贈与税申告をすべきでした。
ただし、すでに6年(不正は7年)以上経過しており時効です。
費消しているいないは関係ありませんから、残金500万円を申告する必要はありません。
丁寧なご回答ありがとうございます。
重ねて質問させて頂きたいのですが、もし今後何かの理由で税務署に口座(無職の頃なのに一年に150万もの大金を使っていた痕跡)や家にある現金500万円について尋ねられた場合、正直に事情を説明するだけで納得してもらえるでしょうか?
祖父との間に公的な贈与の証明が無いために贈与自体が成立していない、と見なされてしまう可能性はありますか?
万が一、指摘された場合、贈与契約書がないため口頭での説明になってしまいますが、贈与税は時効ですし、もしも「贈与は成立していなく祖父様の財産だ」としても、相続人の相続税も時効となっており、税務上の問題は出てこないと思われます。
余計なお世話ですが、祖父様に感謝して、残金を大事に使ってくださいね。
疑問について迅速かつ丁寧にご回答下さり感謝致します。とても助かりました。
祖父への感謝も忘れずに、これからは税について疎かにしないよう気を付けたいと思います。本当にありがとうございました。
本投稿は、2021年01月28日 18時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。