母親の不動産の名義変更における対策(絶縁状態の兄がいます)
母が自宅を含め不動産3つ所有しています。高齢のため相続のことを考えています。
私及び母も十数年間絶縁状態の兄がおります。
兄には犯罪歴、服役歴が何度もあり、ずっと親不孝だった兄に対して母は遺産を相続する意志はありませんが、まだ遺言にする時期ではないと考えているみたいで、私からも遺言を残してとはお願いしづらいです。
私は兄とは何があろうとも会いたくないですし、今もどこで服役中かもしれません。
この先母が他界した場合には、私が兄と会わずして遺産を相続できますか?(兄が服役中だったら手続きはどうなるのでしょうか)
不動産収益を得ている一つの不動産の名義を生前に私に変更しようかと母から提案があったのですが、節税のことを考える際、どのようなやり方が最良でしょうか。
相続時に納めなければならない税金であれば、何百万にもならなければ今納めたほうがとも考えております
物件相場はざっくり
母の自宅 3000万円
貸し物件 3000万円
貸し物件 1500万円
ほどです
今回名義変更考察中なのは1500万円ほどの物件です
税理士の回答

東京都中央区の税理士法人石川小林 小林拓未と申します。
相続は、遺言により相続するか、あるいは相続人同士、兄妹で話し合って相続する(遺産分割協議)か、のどちらかになります。
話し合いをしたくない場合は、お母様に遺言書を作成していただくか、弁護士に依頼して遺産分割をするということになります。ただ、お兄様が所在不明ですと、行方を探す必要がありますし、弁護士をつけたからといって、話し合いがうまくまとまるかどうかは分かりません。
現在の状況では、遺言書作成は必須です。贈与あるいは売買で賃貸不動産を取得するのは、全体財産から相続税を試算してから判断するとよろしいかと存じます。
以上よろしくお願い致します。
本投稿は、2018年11月28日 17時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。