上場株式の相続
祖父が上場株式を1億ほど所有しているのですが、亡くなる前に現金化したほうがよいのか、それとも株のまま相続した方がよいのか、所有した時の価格によるのかもしれないのですが、節税の観点からすると、一般的にどちらのほうがよいのでしょうか?
祖父は痴ほう症なので、取得価格がわからず、今度証券会社に確認しにいこうと思っています。
税理士の回答

節税の観点からみると、一般的には、株のまま相続しその後(3年以内)に売却する方が望ましいと考えます。
ありがとうございます。具体的にどのような点が節税となるのでしょうか?
また、「3年以内」というのはなぜでしょうか?

まず、相続前に売却する場合には、売却利益に対して所得税住民税等が課され、その後に相続が起こった場合には納税後の売却代金に対して相続税が課されることになります。
一方、株式のまま相続を迎える場合には株式が相続財産となりますので、株式の評価計算が直前3ヶ月間の平均株価の最低価額を採用できるメリットが活用でき、また、相続後3ヶ月以内に相続した株価を売却した場合には、売却利益(譲渡所得)の計算上、取得費の特例が適用できるため、税負担を考えるとこちらの方が望ましいと考えられます。
以上、宜しくお願いします。
ありがとうございます。
自分でもシュミレーションしてみます。
助かりました。
本投稿は、2017年10月18日 21時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。