開業費　前払い家賃等について　自宅兼事務所

これから開業される予定なんですね。
色々と準備されている様子が伺えます。
分かる範囲で回答させていただきます。

開業費として、7月～21年2月までの家賃、共益費の17％を計上することは可能でしょうか？


開業費は、開業前に支払った費用を計上するための資産科目です。
開業後は「開業費」に計上しません。

また上記の費用は、「地代家賃」として計上します。
費用として計上できる金額は、2年分支払っていますが、2019年に対応する地代家賃のみです。

2月～6月までの家賃は形状する予定はありません。


計上する予定がないのであれば、仕方ありませんが、本来ならこちらが開業費となりそうなものです。

またその際の敷金、礼金、仲介手数料、共益費の位置づけ、形状方法についてご教示頂けますと幸いです。


・敷金
返還されるものでしたら、敷金・保証金など資産の勘定科目で会計処理をします。
返還されないものでしたら、長期前払費用などで資産に計上し、決算時に賃貸期間などで費用処理をします。

・礼金
20万円未満の場合は、地代家賃で全額費用処理します。
20万円以上の場合は、勘定科目は長期前払費用などで計上し、決算時に賃貸期間等で費用処理をします。

・仲介手数料
支払手数料などで費用処理します。

・共益費
地代家賃として費用処理します。

大森様
詳細なご回答誠にありがとうございます。


計上する予定がないのであれば、仕方ありませんが、本来ならこちらが開業費となりそうなものです。

こちらは計上できないと思っておりましたが、計上する場合以下のような理解で問題ないでしょうか？

□2019年2月（もしくは開業準備開始時）～開業までの家賃、共益費
按分して事業分のみ開業費として計上

□開業以降の家賃、共益費
按分して事業分のみ地代家賃として計上
（支払いは一括で開業前ですが、仕分け日は支払い日でしょうか？また既に支払った来度分はどのタイミングでどのように計上するのでしょうか？）

□敷金、礼金、仲介手数料は全額計上でしょうか？こちらも按分する必要があるのでしょうか？

支払タイミングは上記まとめて一括で支払いしておりますが、会計処理が複数になる場合、振り込み受付書と、請求書で内訳がわかるように保管しておけば問題ないのでしょうか？

追加の質問となり恐縮ですがよろしくお願い致します。

＞□2019年2月（もしくは開業準備開始時）～開業までの家賃、共益費
按分して事業分のみ開業費として計上
　→はい、その理解であっています。

＞□開業以降の家賃、共益費
按分して事業分のみ地代家賃として計上
（支払いは一括で開業前ですが、仕分け日は支払い日でしょうか？また既に支払った来度分はどのタイミングでどのように計上するのでしょうか？）
　→　案分して事業分のみを地代家賃として計上します。すでに支払った分は前払費用として計上します。（資産科目）
　
＞□敷金、礼金、仲介手数料は全額計上でしょうか？こちらも按分する必要があるのでしょうか？
　→敷金は全額計上した方がいいでしょう。返金されるときに、修繕費として引かれることがありますので、その時には修繕費部分を事業案分して計上します。
また、礼金仲介手数料は事業割合分を計上することになります。

＞支払タイミングは上記まとめて一括で支払いしておりますが、会計処理が複数になる場合、振り込み受付書と、請求書で内訳がわかるように保管しておけば問題ないのでしょうか？
　→そうですね。内容が分かるように保管しておけば問題ありません。

大森様
ご返信誠にありがとうございます。

＞□開業以降の家賃、共益費
按分して事業分のみ地代家賃として計上
（支払いは一括で開業前ですが、仕分け日は支払い日でしょうか？また既に支払った来度分はどのタイミングでどのように計上するのでしょうか？）
　→　案分して事業分のみを地代家賃として計上します。すでに支払った分は前払費用として計上します。（資産科目）

では、　家賃、共益費につきましては、
2019年2月～開業まで：開業費
開業～2019年12月分：案分して事業分のみを地代家賃
支払済みの2020年度以降家賃：前払費用

として仕分け致します。
その他のご質問に対しましてもご教示頂き誠にありがとうございました。

今後ともよろしくお願い致します。