仮想通貨FXでの損失計上
2024年仮想通貨の現物保有で50万利益がでました。しかし、別のウォレットへ送り海外のFX取引所でFXでその利益はすべて無くなりました。
また、そのFX取引所はすでにないため損失を証明できないのですが、税金は払わないといけませんか?
税理士の回答

石割由紀人
仮想通貨FXでの損失計上に関する重要なポイントを整理します。
1. 現物取引の利益について
仮想通貨の現物取引で得た50万円の利益は、原則として所得税法上「雑所得」として課税対象です。そのため、50万円の利益に対する税金を計算し、申告する義務があります。
2. FX取引での損失について
仮想通貨FX取引でその利益がすべて無くなった場合でも、以下の条件を満たさないと損失を所得から控除することができません。
- 損失の証明が可能であること
取引履歴や証拠資料(例えば、取引所の出金記録や損失の履歴)が必要です。
- 所得区分が一致していること
現物取引もFX取引も「雑所得」として扱われるため、同じ所得区分内で損益通算が可能です。
3. 損失証明ができない場合の対応
損失証明ができない場合、その損失を税務上考慮することは難しいです。結果として、現物取引で得た50万円の利益は課税対象となります。
このような場合には、以下のような対応を検討してください。
- 過去の記録を探す
取引履歴が残っているメールやスクリーンショット、ウォレットの出金履歴などを探し、可能な限り取引証明を確保します。
- 税務署に相談
状況を説明し、証明が難しい場合の対応について直接相談することも選択肢です。もしかしたらですが、誠実な対応を示すことで柔軟に扱われる可能性もあるかもしれません。
ご丁寧にありがとうございます。
取引所のAPIのエクセルデータの履歴でも大丈夫でしょうか?
本投稿は、2024年12月12日 18時46分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。