デジタル証券(セキュリティトークン)の配当と譲渡損益に関して
私は暗号資産取引所INXにて発行されるセキュリティトークン「INX Token」を保有しております。
2025年10月22日に買収クロージングが予定されており、特別配当(USD建てで支払予定)を受領予定です。
本配当が税務上「配当所得」「雑所得」「その他区分」のいずれに該当するか確認させてください。
また、この所得区分に応じて、「INX Token」の譲渡損益と利益通算できるのかどうかも教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
上田誠
配当金を受け取った後、まず「INX Token保有契約」「配当の性質説明」「発行者の法的仕組み(セキュリティトークンとしての株主に類する権利か)」を整理・保管してください。
税務上、安全側を取るなら雑所得として申告し、発行者側・契約書で株式配当に近い扱いと明らかなら「配当所得」の可能性も視野に入れて、税理士に相談すると安心です。
もし雑所得扱いとなった場合、トークンの譲渡益(売却益)との損益通算を検討できますが、暗号資産の雑所得では損失繰越が認められていない点に注意してください。
将来、制度が整備されて税率・扱いが変わる可能性もあるため、受領年度・取得価額・為替レート・契約書等を継続的に保管しておくことを強くおすすめします。
本投稿は、2025年10月21日 16時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







