仮想通貨の元金を来年以降回収するときの税金
今、アートビラージによる自動売買をやっています。
今年は、まだ利益があまりでないので、来年以降、一部利確して元金を回収する予定です。
その場合の税金について質問です。。
例えば、今年は500万円分投資をして、来年200万分、再来年300万分の利益回収する場合
来年、再来年の税金はどうなるでしょうか。
税理士の回答

利獲しない限りは、資本取引(投資のみです。)また前年に利獲したものとは、無関係になります。仮想通貨投資による所得は、雑所得として総合課税(給与所得等と合算される)また当該所得計算は、[売却価額]-[1BTC当たりの取得価額]×[支払ビットコイン]となります。この場合の取得価額は、今年購入したレートを使用してください。
仮想通貨の取引について、税務及び会計について簡単にご説明します。
平成29年12月1日に、国税庁より「仮想通貨に関する所得の計算方法等について(情報)」が公開されました。
ポイントを要約すると下記の通りです。
①所得の種類は、雑所得となり総合課税されます。
②所得の計算方法は、簡単に言うと株式の売買と同じ様に計算をします。
③仮想通貨を保有しただけでは所得は発生しません。
「売却」「商品の購入」「他仮想通貨との交換」のタイミングで利益が確定します。
④他に所得のない方は、仮想通貨に係る雑所得が38万円を超えると確定申告が必要となり、所得税の扶養控除はできなくなります。
⑤会社員など1社から給与所得を得ている方は、1年に20万円以上の利益が出たら、確定申告が必要になります。
⑥仮想通貨の取引が1月~12月で、赤字になった場合、他に雑所得があれば損益通算が出来ますが、それ以外の所得との損益通算は出来ません。
本投稿は、2018年08月11日 09時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。