雑所得に関する確定申告と総合所得との関係について
仮想通貨利益などさまざまな形で雑所得が発生した場合の相談です。
まず、年間20万円までは確定申告不要とありました。これれば必須ですね。
その上で、雑所得は給与などの所得がある場合、総合所得に合算されると聞きました。つまり年収がその分あがるので所得税率が増えるということになりますが、これは正しいですか。
つまり、上がった税率で所得税を算出する(これは確定申告で個人が行うのでしょうか)→もし雑所得が20万円超過の場合、その点についてもあらためて確定申告を行う、ということでしょうか。
税理士の回答

中島吉央
給与所得者(給与年収2,000万円以下の年末調整対象者に限る)で給与所得以外の所得金額の合計額が20万円以下の場合に該当するときは、所得税においては申告不要とすることができますが、住民税においては申告しなければなりません。
所得税の税率のテーブルが上がるかどうかは、課税される所得金額に応じてなので以下のリンク先確認してください。住民税の所得割の税率は10%です。
国税庁HP No.2260 所得税の税率
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm
単純に税率が上がるわけではないのですね。
加えて、あくまで給与所得者として年末調整などで年収が確定するケースは申告不要であって、フリーランスの場合はいくらであっても確定申告するわけですね?

中島吉央
確定申告する人は、いわゆる20万円規定は関係ないので、そういうことになります。
本投稿は、2021年05月19日 11時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。