東京の高すぎる家賃 20代の金融OL「親の援助ないと無理」 - 税金やお金などの身近な話題をわかりやすく解説 - 税理士ドットコム

税理士の無料紹介サービス24時間受付

05075861865

  1. 税理士ドットコム
  2. 税金・お金
  3. 東京の高すぎる家賃 20代の金融OL「親の援助ないと無理」

税金・お金

東京の高すぎる家賃 20代の金融OL「親の援助ないと無理」

東京の高すぎる家賃 20代の金融OL「親の援助ないと無理」
画像はイメージです(saki / PIXTA)

「親からの援助がなかったら、生活できなかったと思う」。こう話すのは、東北地方出身のミキさん(26)。東京都内の四年制大学を卒業後、転居を伴う転勤が原則ない「エリア総合職」で、財閥系の大手金融機関に就職した。

就職活動は、給与面を重視して東京に本社のある金融業界を志望した。

面接では「家賃補助は出ないけど大丈夫か」となんども聞かれた。転勤ありの総合職は家賃補助が半分以上出る代わりに、2〜3年ごとに全国を転勤し続ける暮らしが待っている。「転勤があると、結婚や出産は難しいのでは」という思いもあり、エリア総合職に決めた。

エリア総合職は、住んでいるところから通える範囲の支店に配属される。家を決めた基準は「どこでも通いやすそうな都心」であること。さらに、周辺の治安や交通の便の良さ、2階以上でオートロックという条件を加え、家賃は月12万円のマンションに決めた。

入社後、給与明細を見ると手取りは約19万円だった。残業代がつけば、手取りは24〜25万円ほどになるので、「残業代で稼がないと」という気持ちも少しある。

「総合職もエリア総合職も仕事内容は全く一緒でしたが、総合職の中には、私より月10万円以上も給料が高い人もいて衝撃でした。会社としては、私のようなエリア総合職は安く働かせられるのでコスパがいいですよね」

エリア総合職の9割ほどは、首都圏に実家がある人だった。地方出身で東京で働く友人とは「実家暮らしなら、自由に遊べたり、貯金できていいよね」と羨ましがったが、東京を離れる選択肢はなかった。

「光熱費が1万円くらい、月のお昼が1カ月で1万円くらい、月に最低2回はある会社の飲み会は二次会三次会まであって1回で1万円ほどかかります。洋服や美容代もあるし、土日に少し遠出すれば、すぐなくなってしまいます」

ミキさんは「自分は恵まれている方だった」と思っている。親から家賃を毎月援助してもらっており、同じ金融業界でも基本給が比較的高い会社だからだ。

「地方出身で都内で一人暮らししている友達は、お金がなくても買い物できるからクレジットカードを使う子が多かったです。家賃が安いアパートの1階に住んで、洗濯物を取られたり、ドアが閉まる前に一緒に入られそうになったりした友達もいました」

ミキさんの暮らしぶりは決して贅沢ではない。12万円の家賃は、いわば安全料でもある。

●高すぎる首都圏の家賃

首都圏で一人暮らしをする若者を悩ませるのは、家賃の高さだ。

「平成25年住宅・土地統計調査結果」(総務省統計局)によると、居住のみを目的として建てられた「専用住宅」の1カ月あたりの家賃・間代(全国平均)は、1983年に2万5107円だったが2013年には5万4052円にまで上昇している。

さらに、首都圏の相場は全国平均を大きく上回る。都道府県別に専用住宅1カ月あたりの家賃を見ると、東京都が7万7174円と最も高く、神奈川県が 6万7907円、埼玉県が5万8675円、千葉県が5万6855円と首都圏が上位を占めている。

地域によっては、手取り20万円でも十分だろう。しかし、家賃が高騰している首都圏では、ミキさんのように、親からの援助が「命綱」となっている現実もある。

では、その命綱がたたれた時、どうなるのか。一般社団法人「つくろい東京ファンド」の代表理事をつとめる稲葉剛さんは「低所得の若者の場合は、自分で親元から出て家を借りること自体がホームレス化するリスクを抱え込むことになる」と警鐘をならす。

後編では、稲葉さんに詳しく聞く(4月15日公開予定)。

(税理士ドットコム トピックス)

税金・お金の他のトピックスを見る

新着記事

もっと見る

公式アカウント

その日配信した記事やおすすめなニュースなどを、ツイッターなどでつぶやきます。

協力税理士募集中!

税理士ドットコムはコンテンツの執筆・編集・監修・寄稿などにご協力いただける方を募集しています。

募集概要を見る

ライター募集中!

税理士ドットコムはライターを募集しています。

募集概要を見る

「税理士ドットコム」を騙る業者にご注意ください!