高齢の父が土地購入、建築も。節税対策はありますか?
父が持っている土地(A)を買いたい人が現れました。貸し店舗もあり賃料収入もありますが、かなり高値で買ってくれるという事で、土地(B)を購入し、その土地に貸し店舗を建て移転してもらう予定です。土地(A)は建物含め全てを父が亡くなった際は私が相続予定でした。父も高齢の為、どうせいずれ土地(B)も私の名義になるんだから、この売買時に私の名義で登記すればいいのかな、とも言っていますが、税金面でお得でないなら私の名義にする必要もないと思います。このような状況ですが節税対策はありますか?
土地(A)は2億で売却、土地(B)は6500万円で購入。土地(B)に4000万円ぐらいで貸し店舗建築予定です。土地(B)に建築する貸し店舗で毎月賃料収入40万円弱予定です。父は他にアパート等あり、賃料収入で年収800万円以上あります。法人にした方が節税できるかもとか教えていただきたいです。
税理士の回答

加門成昭
先ず、売買時に私名義というのは贈与税の問題が生じ、一般的には得策ではありません。不動産の買換えについては、可能ならば、事業用資産の買換え特例の適用したほうが良いでしょう。
法人成りについては、法人設立後、法人に賃貸するのか、法人に資産移転するのかによっても課税関係が異なってきます。資産移転の場合は複合的な課税問題が生じます。
現状把握の上、将来の相続税の課税も踏まえて、詳細な条件設定をしてシミュレーションを行い総合的に節税対策を考える必要があります。相続税及び不動産関係に精通した税理士に相談することをお勧めします。
本投稿は、2019年01月22日 21時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。