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不動産売却時の所得税・住民税について

親が購入し、現在は自分名義の不動産(マンション1室)を800万で売却を検討中ですが、親が購入した際の契約書が見当たらず当時のパンフレットに販売価格1100万とあります。この場合、購入価格1100万×0.9×0.015×40年(年数)=594万、 1100万-594万=506万、売却額800万-506万=294万に所得税15.315%+住民税5%で 税¥597,261で宜しいでしょうか?ご教示の程お願い申し上げます。

税理士の回答

マンションンの価額は建物と土地(敷地権)で構成されていますので、親御さんが購入された時の価額1100万円も、建物代と土地代の合計金額と思われます。
相談者様の計算ですと、土地も含めて減価償却の計算をなさっていることになり、その分、取得費が少なくなってしまいます(=譲渡所得が多くなります。)。
購入価額1100万円を建物代と土地代に分けたうえで、建物代のみに関して減価償却の計算を行う必要があります。

建物代と土地代の内訳が不明な場合には、下記サイトの「建物の標準的な建築価額」を参考にするなどして、合理的に区分するようにしてください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki2017/kisairei/joto/pdf/014.pdf

以上、宜しくお願いします。


服部先生、ありがとうございました。自分なりに計算してみたのですが、よく理解できていないので、度々で恐縮ですが、ご教示くださると幸いです。
鉄筋鉄骨コンクリート昭和53年築122.4千円 × 謄本に記されていた床面積19.59㎡ =2,397,816円に減価償却計算×0.9×0.015×39年=①¥1,262,450。土地価格は1100万-2,397,816=②¥8,602,184。①+②の合計に税合計20.315%で¥2,004,000で良いでしょうか?

ご連絡ありがとうございます。
「建物の標準的な建築価額」を参考に算定した建物価額が 239万円としますと、土地代は差額の861万円と考えられますので、それぞれの取得費は次にようになります。
① 建物の取得費:239万-126万(減価償却費累計)=113万円
② 土地の取得費:861万円
③ 建物と土地の取得費合計:①+③=974万円

土地建物を譲渡した時の譲渡所得は次のように計算します。
・譲渡所得の金額=収入金額-取得費-譲渡費用

上記物件を800万円で譲渡する場合の譲渡所得の金額は次のようになります。
・800万円-974万円<0 ⇒ 譲渡所得はゼロ
つまり、譲渡益が生じませんので、所得税等はかからないと考えられます。

なお、購入価額1100万円が適正かどうかは正確にご確認ください。
以上、宜しくお願いします。

大変わかりやすいご説明ありがとうございました。
正確に確認させていただきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

本投稿は、2017年01月30日 11時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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