家の親子間売買
高齢の親が住んでいた一軒家と土地を、娘である私が買い取ることを考えています。
両親は高齢で介護が必要になり、妹の家に引っ越す予定です。そのため、実家の売却を検討していますが、娘である私は、近くに賃貸で住んでおり、家を引き継げるなら引き継ぎたいと思っております。
母親は病気をしており、今後お金の心配もあるようで、両親は、家を他人に売って現金化したいと思っております。その為、相続は無理な状況です。
土地の評価額は、1800万程度で、40年前に土地を購入した際は、900万程度です。家は、すでに40年がたっており、価値がないと思いましたが、不動産が強気の金額を提示したため、1000万円の評価がついています。そのため、親から買い取る場合は、2800万ほどになります。
この場合、父親側に1900万円に対する譲渡所得税が課せられると理解しておりますが、正しいでしょうか?
父が譲渡所得税を払うことなく、親の家を購入または取得する方法は他にありますでしょうか。相続という形にして、別途私から親に現金を払い、その贈与税は相続時精算など、親子間売買以外にも何か方法はありそうでしょうか。
税理士の回答

石割由紀人
ご質問のケースでは、ご両親が所有する不動産を娘であるあなたが購入する場合、原則としてご両親に譲渡所得税が課税されます。譲渡所得税は、売却価格から取得費や譲渡費用を差し引いた譲渡所得に税率を掛けて計算します。ご質問のケースでは、約386万円の譲渡所得税が課税される可能性があります。
譲渡所得税を回避する方法としては、相続、贈与、相続時精算課税制度、低額譲渡などが考えられますが、それぞれ税務上の注意点があります。ご両親が現金化を希望されているため、相続は難しい状況です。
居住用財産の3000万円特別控除や空き家の3000万円特別控除が適用できる可能性があります。これらの特例が適用できれば、譲渡所得税を大幅に減額できる可能性があります。
ご回答、有難うございます。3000万円の控除は親子間売買でも利用可能なのでしょうか。
本投稿は、2025年01月26日 19時46分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。