贈与税、いかに少なくするには?
実家は母半分、母の姉(伯母)半分の不動産です。実家には父と母のみ在住しており伯母はこのたび老人ホームに転居しました。伯母には身寄りがありませんので母の全部名義に変更しようと考えています。この場合税金を少なくする方法はありますか?
税理士の回答
贈与税の税率は超過累進税率となっているため、一度に財産を贈与すると贈与税額も高額になる傾向があります。そのため、贈与で名義変更をする場合に、贈与税を少なくする方法としては、複数年に分けて贈与する方法が考えられます。(可能であれば贈与する相手も複数の人であれば、その分、贈与税額が減少します。)
例えば、平成26年中に叔母様の持分のうちの半分を贈与し、年明け直ぐ(平成27年)に残りの半分を贈与することによって、贈与税の負担は減少します。
可能であれば、贈与する相手に、貴殿やお父様も含めることで、さらに贈与税の負担を抑えることが可能となります。
また、叔母様の所有財産がそれ程多くない場合には、贈与ではなく、お母様が将来「相続」で取得する方法を考えても宜しいかと思います。この場合には叔母様に、「実家の不動産は妹◯◯(貴殿の母)に相続させる」という内容の遺言書を書いて頂くことが必要です。
ご参考になれば幸いです。
本投稿は、2014年09月28日 13時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。