青色申告の帳簿づけと仕分けの方法について
不動産収入と事業収入がある個人事業主です。今回はじめて青色申告(65万円控除)に挑戦するので分からないことばかりで、手探りで進めています。伺いたいことは以下の3点です。
○家賃と原稿料収入が3つの口座に分かれて入金されていますが、すべて普通預金として1つの口座にまとめた形で帳簿づけする方が簡単でしょうか。
○アパートを建てた際に25年分を一括で支払った火災保険料について、均等割りした金額を毎年租税公課として計上していますが、実際に支出があるわけではありません。その場合、記帳はどのようにすればよいでしょうか。
○昨年暮れ、借主の1人から一月分の家賃の滞納があり、話をしたところコロナウイルスの影響で仕事が減って満額は払えないということで、10万→8万円で今年1月に入金されました。これについてはどのように処理すればよいでしょうか。
以上、ご教示いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答
①不動産所得と事業所得でそれぞれ青色決算書を作成する必要があるので、銀行口座を別々のままにして、処理をしたほうが簡単です。
②支払った時に、支払った金額を
(借方)前払費用 ××× (貸方)普通預金 ×××
として処理し、毎年の負担額を
(借方)損害保険料 ××× (貸方)前払費用 ×××
として、処理していけばよいかと思います。
③減額した月の家賃について、
(借方)未収入金 80,000 (貸方)家賃収入 80,000
として処理すればよいと思います。
ただし、賃借人とは家賃の一部減額について覚書を交わす必要があり、それに新型コロナの影響による、といった文言を記載する必要があります。
早速のお返事をありがとうございます。どれも的確なご回答で分かりやすく、助かりました。3番の家賃減額の覚書については考えていなかったのですが、早めに対処したいと思います。
本投稿は、2021年03月12日 23時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。