学生の扶養控除と、確定申告へ向けた準備について
私は、これまで親の扶養控除を受けていた大学生です。海外留学を目指し、昨年末から休学して資金を貯めています。
仕分け作業の給与として月5万円(平均)、
知人の会社の業務委託費として月10万円(+交通費・出張費)
を収入として得ています。
この収入が1年間継続する場合、税制上の私の身分はどう位置付けられるのか、またどのような義務が生じるのかお伺いしたいです。
おそらくは確定申告が必要になると思うのですが、どのような準備をすれば良いでしょうか。
当初は、留学へ飛び立つまでの貯金のつもりでいたため、所謂「103万円の壁」を超えないように調節すれば問題ないだろうと高をくくっていました。しかし、コロナ禍によって留学実現が危ぶまれることから、このまま1年間働き続ける可能性が生じました。
休学期間をムダに過ごしたくないので、留学が叶わないとしても、最低限生活費は自身で負担したいし、可能ならば貯金もしたいです。
ただ、中途半端に収入を得て、そのことで親に迷惑はかけたくないと思っています。
自分がとれる選択肢を知ろうとネットで調べたりもしたのですが、扶養控除を受ける学生で、なおかつ給与収入ではない収入を得ているケースについての記述が見当たらず困っていました。そんな折に当サイトを知り、質問を投稿しております。ご回答よろしくお願いいたします。
税理士の回答

相談者様の場合は、以下の様に給与所得と雑所得(業務委託費)の合計所得金額が48万円を超えますと、親の扶養から外れ、確定申告が必要になります。親は、特定扶養控除を受けられなくなり税負担が増えます。
(1)給与所得
収入金額60万円-給与所得控除額55万円=給与所得金額5万円
(2)雑所得
収入金額120万円-経費=雑所得金額120万円
経費については、分からないため0にします。
(3)(1)+(2)=合計所得金額125万円
3.確定申告のためには、雑所得について帳簿を付けて、収入金額の合計額、経費については科目ごとの合計額を計算しておくとよいと思います。
本投稿は、2020年05月02日 23時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。