個人からの有償依頼について:白色申告一年目フリーランスイラストレーター
白色申告で申告するフリーランス一年目のイラストレーターです。
1月から4月までサラリーマンで給与所得者
5月から12月までフリーランスで事業所得者
(開業届は未提出)
5月から、個人様からイラスト制作の有償依頼をいただくイラストレーターのお仕事をメインでしております。(その他は、企業様からの依頼だけです。)
①個人様からの有償依頼の際、マイナンバーなどのやり取りや契約書などは交わしておりませんが。
有償依頼でいただいた報酬分は、私自身が確定申告しても問題はないのでしょうか。
②個人様からいただいた有償依頼の報酬分を申告書に記入する際、
収支報告書の二枚目「売上(収入)金額の明細」の欄の「売上先名」に「個人様氏名」を書き、「所在地」は分かっている方の分だけ記入するのでしょうか。
それとも、別の記入方法があるのでしょうか?
③企業様より業務委託でイラスト制作で報酬をいただく際に、源泉徴収税額を引かれた分で報酬をいただいております。この際は、申告書にどのように記入していくのがよろしいのでしょうか。(※1企業様からの業務委託ですが、マイナンバーの提示をしたことも、提示を求められたこともない状況です。※2こちらの企業様からいただいた年間報酬合計は4万ほどです。)
長文失礼いたしました。
お答えいただけますと幸いでございます。
何卒宜しくお願いいたします。
税理士の回答
①有償のものは全て売上計上して下さい。お相手のマイナンバーを確認して頂く必要はありません。ただ、住所氏名日時金額は記録して下さい。
②収支内訳書の売上明細欄は件数が多くないですから、そもそも全員を記載することを求めておりません。源泉税を引かれているお客様は記載して頂きたいですが、個人のお客様については、その他の中で合計して記載すれば大丈夫です。
③源泉税を引かれる前の総額が売上、引かれた源泉税は仮払税金として仕訳して下さい。引かれた源泉税は、給与の源泉税と一緒に、年税額から控除します。
①有償のものは全て売上計上して下さい。お相手のマイナンバーを確認して頂く必要はありません。
ただ、住所氏名日時金額は記録して下さい。
自分自身できちっと保管しておくということですね!
②収支内訳書の売上明細欄は件数が多くないですから、そもそも全員を記載することを求めておりません。源泉税を引かれているお客様は記載して頂きたいですが、個人のお客様については、その他の中で合計して記載すれば大丈夫です。
収支内訳書の売上明細欄には、企業を記入し
個人のお客様は上記以外の売上先の計に記入するという認識でお間違い無いのでしょうか?
③源泉税を引かれる前の総額が売上、引かれた源泉税は仮払税金として仕訳して下さい。引かれた源泉税は、給与の源泉税と一緒に、年税額から控除します。
収支内訳書の売上金額の明細に企業名と所在地と売上には
源泉徴収額を引かれる前の総額だけを記入し、
第2表の所得の内訳へ、源泉徴収額を引かれる前の総額と源泉徴収額を記入すればよろしいのでしょうか?(※1企業様へマイナンバーの提示をしたことも、提示を求められたこともないのですが問題ないでしょうか?→理由もご教授いただければ幸いでございます。)
②その通りです。
③記載はその通りです。
マイナンバーについては、政府方針に従うなら企業側がマイナンバー確認の上、源泉徴収票や法定調書にマイナンバー記載、ということになるのですが、記載がなくてもペナルティがないため、政府方針を無視しているところが多い、というのが実情でしょう。将来的にはペナルティ規定が作られていくのでしょうが、提示する個人ではなく、証票を発行する側にしかペナルティは考えられませんので、ご安心下さい。
分かりました!
ご丁寧なご回答本当にありがとうございます。
とても参考になりました!
本投稿は、2023年02月26日 09時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。