メルカリでのカードゲームの販売における税務上の問題について教えて頂きたいです。
は趣味でトレーディングカードゲームを遊んでいます。
新しいパックが発売されるたびに、自分が使うレアカードや大会で使えるノーマルカードだけを手元に残し、不要なカードはメルカリで出品しています。
基本的に4〜20枚のカードをまとめて300〜500円ほどで販売しているのですが、月の取引件数が300〜400件ほどあり、売上は月25〜30万円ほどになっています。
複数タイトルを遊んでいるため購入金額も大きく、その結果として販売額も高くなっています。しかし実際には利益は出ておらず、売上だけが高く見えるため、税務上の問題があるのではないかと気になっています。
近々税務署へ相談に行く予定ですが、私のメルカリでの取引が税務上問題になりそうか、また相談に行く際のアドバイスがあれば教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
はじめまして!公認会計士・税理士の清水と申します。
余談ですがMtGが好きです。
■所得税
通常、メルカリの取引は生活動産の取引として非課税ですが、かなり反復継続して取引しているため、所得税においては事業所得に該当する可能性があります。
ただし事業所得の場合でも、そもそも利益が出ていない場合、申告義務はありません。
欲を言えば、質問者さまの場合、使っている支出と、メルカリの売上履歴、郵送費などを突き合わせて、利益が出ていないことを説明できる状態になっていればいいと思います。
■消費税
前々年度の課税売上高が1,000万円超、もしくはインボイス登録事業者の場合は消費税申告が必要ですが、今のところ該当していないと思われます。
■税務相談前のアドバイス
上記を説明し、今のところ申告不要という理解でよいか、どうなると申告必要になるか、質問されると良いと思います。
ご回答ありがとうございます。
一点、追加で質問させていただきます。
所得税の件についてですが、支出や郵送料のうち、メルペイで支払った部分については記録が残っていますが、他の方法で支払った部分はレシートを保管していないため、数字が合わず、利益が出ていないことを完全には証明できない状態になっています。
このような状況でも、税務署へ相談に行く際に問題はないのでしょうか。
また、税務調査等が行われた場合、正確なデータを提出できないことで利益の幅が変動してしまいますが、その際に追徴課税へ発展することもあるのでしょうか。
お手すきの際にご回答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
■回答
税務署へ相談に行くことに問題はないです(むしろ好印象)。
レシートがそろっていない場合、合理的に支出額を推計することになります(仕入ゼロなのに売上あり、といった乱暴はしない)。
追徴に発展するのは非協力的で悪質な場合ですので、今回のケースは全く異なると思います。
一部レシートがない点などを素直にお話し、相談実績を作ったうえで、今後の対応などを教わってください。
■今後
購入時のレシートを保存する、クレカで購入するなどして、取得価額が分かるようにするのが良いと思います。
■補足
最初の質問で、自身で使うレアカード等は抜いている、という話がありましたが、そうすると当該レアカードは販売カードの原価には含まれない(下記のような按分になる)ため、厳密に計算すると、実際には利益が出ている可能性はあるかなと思いました。
<按分案>
パック購入価格100÷(販売カード売上60+レアカード時価60)×販売カード売上60=販売カード売上原価50
本投稿は、2025年12月11日 16時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







