贈与契約書の書き方について
妻と子供に毎年110万円を贈与し、名義預金でないことを証するために贈与契約書を作成したいと考えています。
毎年作成する手間を省き、将来的な変更も融通が利くように下記具体例のような贈与契約書を作成したいのですが、①~⑤を税務署が認めるか心配です。
問題点がありましたら、ご教授をお願いいたします。
①毎年贈与することを記載(1年毎に契約書作成しない)
②贈与の期日が曖昧(毎年12月31日までに)
③贈与の方法が2種類(現金または口座振込)
④振込先が複数(〇銀行、△銀行、□銀行)
⑤増減額、停止、再開、終了期限を変更可能(甲が決める)
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贈与契約書
甲(贈与者○○)と乙(受贈者○○)は、次のとおり贈与契約を締結した。
第1条
甲は、現金110万円を毎年乙に贈与することを約し、乙はこれを承諾した。
第2条
甲は、上記財産を毎年12月31日までに現金で渡すか、乙名義の下記いずれかの預金口座に振り込む。
第3条
本契約の増減額、停止、再開、終了期限は、甲が決めるものとする。
記
(1)○○銀行 ○○支店(普通預金)口座番号○○○○
(2)△△銀行 △△支店(普通預金)口座番号△△△△
(3)□□銀行 □□支店(普通預金)口座番号□□□□
上記が名義預金でないことを証するため、本契約書を作成し両者署名押印する。
2024年○月○○日
贈与者(甲)
住所:○○県○○市○○
氏名:○○○○
受贈者(乙)
住所:◇◇県◇◇市◇◇
氏名:◇◇◇◇
税理士の回答
終了期限が記載されていないため、贈与額の総額は本契約書では不明ではあるものの、税務署にいわゆる「定期贈与」とみなされる可能性がありますので、毎年贈与契約書を作成すべきです。
アドバイスありがとうございます。
毎年贈与契約書を作成すれば、以下は問題ないでしょうか?
②贈与日が曖昧(例:本年中に)
③贈与の方法が2種類(例:現金または口座振込)
④振込先が複数(例:〇銀行、△銀行、□銀行のいずれか)
家族間であっても、②から④までのことを明記するのが、契約書です。(特に、贈与事績を残すため、振込にすべきです。)
毎回、これらを決めてから契約書を作成してはいかがですか。
なお、お子様はすでに成人なのですね。
子供は成人です。
アドバイスどおり、方法は振込にします。
もちろん、すべてを決めてから契約書を作成すれば良いですが、子供が遠方に住んでいるため、変更したい場合に契約書の再作成が面倒です。
以下もNGでしょうか?
②贈与日:〇年〇月〇日までに
④振込先:〇銀行、△銀行、□銀行のいずれか
②はよいですが、④はいかがでしょうか。
むしろ、④は明記しないほうがよいと思います。
アドバイスいただき、ありがとうございました。
本投稿は、2024年01月12日 13時39分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。