不動産購入における住宅ローン返済中の贈与税について
【相談の背景】
興味本位で友人の不動産登記簿謄本を請求しました。友人が4000万の住宅ローンを組んで購入したのですが友人の持ち分は100分の1で友人の義親の持ち分は
100分の99です。又、購入後、3度に渡り友人夫婦の持ち分が100分の50ずつになるように贈与しています。近々、義親に資金援助をしてもらって住宅ローンを組んで家を購入する予定なので贈与税について教えて頂きたいです。
【質問1】
友人の持ち分が100分の1ということは義親が39億6000万円出したということになり非現実的ではないでしょうか?
【質問2】
具体的にどういうケースが考えられますか?税理士の先生から見てもかなりレアなケースなのでしょうか?
【質問3】
抵当権と共同担保目録は抹消されていません。抵当権は住宅ローンを完済しても抹消しないケースがあると思いますが共同担保目録も抵当権と同じように住宅ローンを完済しても抹消しないケースがあるのでしょうか?
【質問4】
住宅ローンは完済している可能性が高いですか?
【質問5】
このケースの場合、贈与税はいくら払うんでしょうか?
税理士の回答

【質問1】
友人の持ち分が100分の1ということは義親が39億6000万円出したということになり非現実的ではないでしょうか?
→ 持分と住宅ローンが、連動していないとか、住宅ローンが連帯債務になっているなど考えられます。
【質問2】
具体的にどういうケースが考えられますか?税理士の先生から見てもかなりレアなケースなのでしょうか?
→【質問1】のとおり
レアケースだとは思います。
なお、連帯債務はよくあります。
【質問3】
抵当権と共同担保目録は抹消されていません。抵当権は住宅ローンを完済しても抹消しないケースがあると思いますが共同担保目録も抵当権と同じように住宅ローンを完済しても抹消しないケースがあるのでしょうか?
→ 銀行によっては、こちらから働きかけないと抹消しないところもあります。費用も必要ですからね。
【質問4】
住宅ローンは完済している可能性が高いですか?
→ 分かりません。
完済していないから、抵当権が抹消されていないのかもしれません。
【質問5】
このケースの場合、贈与税はいくら払うんでしょうか?
→ 条件が分かりませんから、計算不能です。
4000万円の住宅ローンが、友人だけの単独で、1/100の持分だけなら親に贈与税がかかります。普通はそんなことはしないので、何か隠れている条件があるはずだと思います。
普通は、親との連帯債務で、負担は友人1/100だけで後は親、頭金なしなら、贈与税はかからない。
「3度に渡り友人夫婦の持ち分が100分の50ずつになるように贈与」のときに、負担割合を変えて、贈与税がかからないようにしているとか、相続時精算課税とか、色々考えられます。
本投稿は、2021年07月04日 16時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。