年末調整(給与所得以外の所得申告について)
お世話になっております。
標題の件ご相談申し上げます。
会社へ年末調整の申告をしなければばらないのですが、
申告画面上に、給与所得以外の所得を入力する箇所がございます。
具体的には、退職所得や不動産所得、雑所得などです。
給与所得以外の所得を年末調整で会社に申告する必要はないと思い、
担当者に相談しましたが、「画面にあるので申告してください」という回答でした。
これでは回答になっていません。
給与所得以外の所得を年末調整で申告する必要があるのでしょうか。
申告した場合、しなかった場合、年末調整に何の影響があるのでしょうか。
給与所得以外の所得は、確定申告で申告するものと思っているのですが、
違うのでしょうか。
不要な申告はしたくないため、何卒ご指導いただきたくお願い申し上げます。
税理士の回答
坪井昌紀
おそらく配偶者控除や配偶者特別控除の基準判定の欄で入力が必要ということで経理担当者が言っているのだと思います。
厳密に言うと、必要です。しかしながら、貴殿は確定申告することを前提とされていますから「0円です」と会社に回答してから、確定申告で税金清算するといった、貴殿のご見解のとおりの例年通りの流れで、結果的には全く問題ないです。
回答は以上とします。
坪井先生
早速のご返信ありがとうございます。
給与所得以外の所得は、配偶者控除や、配偶者特別控除の適用判定のために申告させるのですね。
年末調整の段階では、給与所得と違って、概算の数字しか申告できないのではないかと思います。
そうすると、正確な年末調整はできないかと思うのですが、認識間違っていますでしょうか。
細かく申し訳ありません。
坪井昌紀
年末調整は、サラリーマンが確定申告せずに一回でその年の税金清算を完結させる仕組み、いわば、会社が確定申告と同じ計算をしてくれていると、とらえてください。
貴殿のようなケースでは、他の所得と合算して確定申告する必要がありますから年末調整をしないでもOKですし、万が一、生命保険控除の証明書を提出しなくても、確定申告で正しい計算をすれば、結果的にOKです。
追加質問のように、年末調整の予測値が万が一、ズレてしまったケースでは、確定申告による再計算が必要になるという事です。
一般的には1回で済ませたいので、ここで差が出ないように努力するのです。
本投稿は、2025年11月10日 15時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。




