返金処理の仕訳について
個人事業でホームページ制作・管理等を行っています。
2023年末に納品し入金されたものに対しクレームが発生し、
2024年に入ってから全額返金することになりました。
協議の上改めて請求できたのですが全額返金処理になるケースが初めてなため
仕訳に問題ないかわかりません。ご教示いただけましたら幸いです。
詳細は以下になります。
昨年末に納品したものに対し12/26に120万の売上入金がありましたが、
当初の目的であるシステム動作が稼働せず、
年明け2月に諸々の諸事情により全額返金することになってしまいました。
(納品先のサーバー環境で正常稼働しない部分があるため、当初の目的にそぐわないとのこと)
その後、食い下がって改修し目的達成することで改めてお支払いいただく次第になりましたが
協議の上100万に減額されて案件を終えました。
この仕訳について以下の流れで問題ないでしょうか?
ご教示いただけましたら幸いです。
12/26 借方:当座預金 貸方:売上高 120万
2/10 借方:売上高 貸方:当座預金 120万
3/24 借方:当座預金 貸方:売上高 100万
税理士の回答
①全額返金時の仕訳は
2/10
(借方)売上値引・戻り高 1,200,000 (貸方)当座預金 1,200,000
などのほうがよいかと思います。
そのほうが、売上戻りの取引であることが明確になり、第三者に説明がしやすくなるからです。
なお、売上値引・戻り高は、売上のマイナス勘定となります。
②売上計上は、納品時に
(借方)売掛金 ××× (貸方)売上高 ×××
と計上し、
入金時に
(借方)当座預金 ××× (貸方)売掛金 ×××
と処理する必要があります。
現状だと売上の計上時期が遅くなっているからです。
唐澤先生
早速のご回答ありがとうございます!
入金後の返金や売上にならなくなったものは「売上値引・戻り高」とするのですね。
また、後からのこともしっかり考えて対応するようにいたします。
売上計上についても教えていただきありがとうございます。
売掛金の処理をしていなかったので、これからは
納品時の売掛金と、入金時の仕訳をしっかり対応するようにいたします。
わかりやすく教えていただき助かりました!
本投稿は、2024年03月26日 23時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







