仕入の勘定科目について教えて頂きたいです。
先月から個人事業で物品の加工販売を行っています。
その際、商品を発送するまでに使う主な材料費(仕入れ)は
A
主要材料費(原板)
補助材料費(接着剤)
買入部品費(ネジ類)
梱包費(ダンボール)
B
10万円以下の工具
10万円以下の作業台等
使い捨てのシリンジやティッシュ
なのですが、それぞれを仕入れる際
仕訳帳に記載する勘定科目はそれぞれどのようになりますか?
全て仕入と仕訳をすると総勘定元帳への転記は楽ですが、それぞれの使用の割合がわからなくなってしまい、、、
かといって、それぞれ独立した勘定科目を使うと
総勘定元帳も増えるし逆に見づらくなるような気もします。
A材料、梱包材に分ける
A主材料、副材料、部品、梱包材など細かく分ける
B消耗品で1つにする
B工具、備品、消耗品など細かく分ける
またこちらは10万円以下なので工具器具備品にはなりませんか?
この仕入をまとめるは分けるかは決まりはありますか?
それとも、個人が確認できればある程度自由ななでしょうか?
よろしくお願い致します。
税理士の回答

【Aの材料関連】
主材料費(原板)
勘定科目は「仕入」または「材料費」
※販売する商品の主な材料なので「仕入」(または「材料費」など製造原価で分ける先がある場合も)
補助材料費(接着剤)
「仕入」または「消耗品費」「材料費」
※主材料と同様に直接製品に使うものは「仕入」や「材料費」とし、消耗品的色が強い場合は「消耗品費」も可
買入部品費(ネジ類)
「仕入」「材料費」など
※主材料と一緒にまとめることが多いです
梱包費(ダンボール)
「梱包費」「消耗品費」
※販売する商品の梱包に使うものは「消耗品費」とするのが一般的です
【Bの消耗資産等】
10万円以下の工具
「消耗品費」
※10万円未満なら「消耗品費」として一括経費にする事が可能。
※「工具器具備品」とする場合もありますが、10万円未満は減価償却せず消耗品扱いで問題ありません
10万円以下の作業台等
上と同じく「消耗品費」(10万円未満なら消耗品扱いでOK)
使い捨てのシリンジやティッシュ
「消耗品費」
※原則的に消耗して使用するもの・事務的消耗品等は全て「消耗品費」でOK
科目の分け方・まとめ方の基準
大原則は自分で分かればよいです。
個人事業の場合、法的な厳密な規定はありません。事業の実態に即し、集計・分析・記帳しやすい形で設定すればOKです。
まとめても大丈夫か?
例えば「材料費」に主材料、副材料、部品料を全部まとめてもOK。それぞれ分けて管理したい場合は細かく分けても構いません。
梱包材だけ「消耗品費」や「梱包費」等に分けたりするのも一般的です。
10万円以下の工具や事務用品と、「消耗品費」でひとまとめも広く使われています。
仕入れと消耗品に分けるか?
主に製品直接材料に使うもの(主材料・副材料・部品など)は「仕入」や「材料費」
工具や使い捨て物品など”消耗品”は「消耗品費」
まとめ案(実務でよく使われる振分例)
主材料・部品(板、ネジ、主な接着剤など)→仕入
梱包材(ダンボールなど)→梱包費or消耗品費
工具・備品(ドライバー、作業台(10万未満))→消耗品費
使い捨て物品(シリンジ、ティッシュ)→消耗品費
こんな感じでしょうか。よろしくお願いいたします。
詳しいご説明をありがとうございます。
おかげさまで仕訳帳の勘定科目を設定する事ができました。
ようやく仕訳帳の作成にとりかかれます。
本当にありがとうございました。
本投稿は、2025年07月31日 22時10分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。