会議費としての議事録
個人事業主の打ち合わせ食事代を会議費として計上するつもりです。
議事録を付けるなら、何をどの程度記載すれば良いですか?
記入はレシートの裏で良いですか?
何円くらいだと税務署にひっかかりやすいですか?
税理士の回答
荒川直宙
個人事業主の方が打ち合わせの食事代を「会議費」として計上する際の実務上のルールや、税務署に疑われないためのポイントについて解説いたします。
【1】議事録(メモ)に記載すべき内容
税務調査で「事業に必要な会議であったか」を証明するために、以下の5項目を残しておく必要があります。
・日時(レシートに記載されていれば省略可)
・利用した店舗名・場所(レシートに記載されていれば省略可)
・同席者の氏名・会社名(または関係性)(例:〇〇株式会社 田中様)
・参加人数(例:2名)
・具体的な会議の内容・議題(例:新プロジェクトWebサイトデザインの方向性打ち合わせ)
※最も重要なのは「具体的議題」です。単に「打ち合わせ」「食事」とだけ書いていると、生活費の付け替えと疑われやすくなります。
【2】レシートの裏への記入について
結論から申し上げますと、レシート(領収書)の裏に手書きでメモを記入する方法で全く問題ありません。
実務上も、別紙で議事録を作成するより、レシートの裏に「同席者・人数・具体的内容」を直接ペンで書き込んで保管する方法が最も一般的で、証憑(証拠)としての信頼性も高くなります。
【3】税務署にチェックされやすい金額とパターン
① 金額の目安について(※法定基準ではない点に注意)
「1人あたり3,000〜5,000円程度」は、あくまで実務上よく参照される目安であり、法人の交際費特例(1人5,000円以下の特例)のような法律で定められた明確な安全基準ではありません。個人事業主の場合は「事業との関連性」「社会通念上の妥当性」で総合的に判断されるため、10,000円を超えるような高額な食事はプライベートな贅沢と疑われやすくなります。
② 1人での食事代について
・コーヒー1杯程度:実質的に「作業・打ち合わせの場所代(Wi-Fi代)」とみなせるため、「雑費」や「会議費」として経費計上しやすいです。
・ランチなど「食事そのもの」が目的の支出:金額にかかわらず個人の生活費(家事費)とみなされ、経費にはできません。
③ 警戒される不自然なパターン
「休業日や深夜の利用」「家族・友人との飲食の混入」「特定の相手と頻繁に高額な食事を繰り返しているケース」などは厳しくチェックされます。
【4】まとめ
レシートの裏に「誰と・何人で・どんな事業の話し合いをしたか」をメモしておけば、税務調査が入っても堂々と説明できます。金額や人数に応じた区分を正しく把握し、常識的な範囲で記録を残しておきましょう。
ご参考にしていただきましたら幸いです。
内容がお役に立ちましたら、ぜひベストアンサーに選んでいただけますと大変励みになります!
会議の内容と出席者の名前ですね。
よろしくお願いいたします。
会議の内容は一行ほどのメモで良いですか?
本投稿は、2026年09月28日 17時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







