キャッシュフロー計算書の作成について(間接法・推移表)
会計期間1/1~12/31の法人(プラスチック加工業)について、新たにキャッシュフロー計算書(推移表)を作成することになりました。
まずは当期の1月分の作成を行います。
作成方法を色々調べているのですが、わからないことだらけです…
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
①税引前当期純利益・減価償却費→1月末時点の数字で良いか。
②売上債権(手形・売掛・電債)の増減額→前期末の残高-1月の残高の差額で良いか。(仕入債務も同じく)
③その他流動資産→仮払消費税等は含まれるか。(同様に、流動負債に仮受消費税は含むか)
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
①短期借入金の増減額→前期末に借入残高が100万残っているが、1月に返済をしていなければ、1月の増減額は0円で良いか。
Ⅴ 現金及び現金同等物
①現金と普通預金だけで良いか。(ほかに定期預金・定期積金あり)
Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高
①前期末の残高で良いか。
わかりにくい質問で申し訳ございません。
宜しくお願い致します。
税理士の回答
ご質問は、間接法によるキャッシュフロー計算書で1ヶ月分のものを作成なさる予定として回答いたします。
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
①税引前当期純利益・減価償却費→1月末時点の数字で良いか。
➡はい、それでOKです。
②売上債権(手形・売掛・電債)の増減額→前期末の残高-1月の残高の差額で良いか。(仕入債務も同じく)
➡はい、それでOKです。
③その他流動資産→仮払消費税等は含まれるか。(同様に、流動負債に仮受消費税は含むか)
➡はい、それでOKです。
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
①短期借入金の増減額→前期末に借入残高が100万残っているが、1月に返済をしていなければ、1月の増減額は0円で良いか。
➡はい、それでOKです。
Ⅴ 現金及び現金同等物
①現金と普通預金だけで良いか。(ほかに定期預金・定期積金あり)
➡現金と普通預金は現金及び現金同等物でOKですが、定期預金、定期積金には留意が必要です。「取得日から満期日までの期間が3カ月以内の定期預金」であれば、現金及び現金同等物になりますが、3か月超のものは、Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フローに含めます。注意点は「取得日」という点です。今回で言いますと、「1月末」から考えて3か月以内に満期が到来するものを「現金及び現金同等物」に含めるのではなく、あくまでも「取得日」から3か月以内に満期が到来する短期的なものを「現金及び現金同等物」に含めます(結果的に「1月末」から3か月以内に満期が到来するものもあるかもしれませんが)。
この点は、キャッシュ・フロー計算書を作成する上で、間違いやすいポイントの一つですので、ご注意ください。
以上、よろしくお願いいたします。
本投稿は、2020年04月21日 23時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。