棚卸資産について
製造原価を使っていない設計事務所の棚卸資産について
仕事が途中の設計物件について棚卸資産等を計上しなくても良いのでしょうか。
仮に製造原価を使っていたら、仕掛品で費用と収益を対応させるのが原則だと思います。
ちなみに外注は使っていなく、自社の人件費は役員報酬のみです。設計で使う仕入もありませんし、粗利益率100%です。
税理士の回答
仕事が途中の設計物件について棚卸資産等を計上しなくても良いのでしょうか。
計上します。必ず。
仮に製造原価を使っていたら、仕掛品で費用と収益を対応させるのが原則だと思います。
その通りです。
ちなみに外注は使っていなく、自社の人件費は役員報酬のみです。設計で使う仕入もありませんし、粗利益率100%です。
進捗率で、
仕掛品***期末棚卸***
を計上したらどうでしょうか?
作業中で(納品前の)設計物件に費やしたコストがある場合、それは仕掛品(棚卸資産)として計上するのが原則的な扱いです。
ご質問のケースですと、
・「経営や管理業務に要したコスト」と「設計に要したコスト」を稼働時間を基に分解し、
・「設計に要したコスト」のうち、納品前の案件に対応する部分を仕掛品計上する
ということになります。
ただ、役員報酬の場合、全額を販管費としているケースが多いように思います。
理由としては、法人税法の通達において、『固定費(作業の増減にかかわらず変化しない費用)を継続して支出時の費用としている場合には、それでもよい』ということになっているためです。
役員報酬は定額固定の場合がほとんどでしょうから、上記に沿った処理をされる場合には仕掛計上しない、という処理となります。
本投稿は、2021年01月20日 23時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







