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住民税非課税世帯 社会保険に加入すべき?

夫と死別し、19歳の大学生と17歳の高校生の3人世帯です。遺族年金とパート収入で年収100万円未満、住民税非課税世帯です。
今までは国保と国民年金(全額免除)でしたが、この度転職することになり、転職先で社会保険に加入することができます。

子供達は高校生等奨学給付金や授業料減額、給付型奨学金制度を使っているので、このまま住民税非課税世帯でいないと困るのですが、転職先で社会保険に加入すると住民税非課税世帯ではなくなりますか?

年収は前職と同じくらいになると思うのですが、将来的に社会保険に入っていた方が良いと聞いたので迷っています。

税理士の回答

住民税非課税世帯であり続けるかつ、社会保険に加入すべきかどうかの決定には、いくつか注意すべき要点があります。結論として、社会保険に加入することで直接的に住民税非課税世帯ではなくなるわけではありません。非課税世帯かどうかは、基本的に年間の所得額によって決まります。

詳細な説明は下記の通りとなります。

1. 住民税非課税の基準
- 住民税が課税されるかどうかは、総所得額によって異なります。多くの自治体では、年収が100万円未満の場合には住民税が非課税となることが一般的です。

2. 社会保険の影響
社会保険に加入すること自体は、住民税の課税状況に直接的に影響を与えるわけではありません。ただし、正社員としての収入が増えれば、その分、収入面で住民税が課税される可能性が高まります。

3. 収入増加による影響
- パートから正社員またはより高い給料の職に転職した場合、収入が増えることで住民税の課税基準を超える可能性があります。この場合、家計全体における収入額が住民税の非課税ラインを上回らない限り、非課税のままである可能性があります。

4. 社会保険加入のメリット
社会保険には健康保険、厚生年金などが含まれ、国民健康保険や国民年金よりも充実した保障を提供します。また、厚生年金に加入することにより将来的な年金受給額が増える可能性があります。

したがって、転職によって収入が増加しないかぎり、社会保険に加入しても住民税非課税世帯のままである可能性は高いです。収入が増える場合も、非課税世帯であり続けるためにどれほどの収入まで許容されるかを具体的に確認しておく必要があります。可能であれば、お住まいの市区町村役所で具体的な基準を確認すると安心です。

とてもわかりやすく、丁寧な説明ありがとうございました。社会保険に入ってみようと思います。
また、市役所で収入の許容額も確認してみます。
本当にありがとうございました。

本投稿は、2024年11月02日 18時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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