学生、成人しているアルバイトの親の税金扶養限度額を超えてしまった。
お世話になります。
私のパート先の従業員のことです。
学生アルバイトの方が、103万を超える年収になってしまい、親の税金が上がってしまったのでなんとかして欲しいと言われたようです。
扶養範囲内で働きたいとは聞いていたのですが、社会保険の扶養と勘違いをしていたため、130万を超えないので大丈夫と伝えていたようです。
ですが、学生の税金扶養の方だと知らなかった為申し訳ないが今年は既に超えてしまったものはどうにもならないと伝えると、納得がいかないという事で、社長と店長で折半をして追加分の税金を支払ったそうです。
こういった場合、会社側の責任になるのでしょうか?
学生の親は自営で、顧問税理士さんがいるそうです。そちらの税理士さんが管理をすべきなのではないのでしょうか?
その後、税金を支払ってもらった事で、味をしめたのか、更に住民税も発生するから、それも払えと言っているようですが、会社にそこまでの義務があるとは思えません。
相手側に納得がいくような対処方法はないでしょうか。
税理士の回答

奥村瑞樹
なかなか難しい問題ですね…
こういった場合、会社側の責任になるのでしょうか?
一概に会社側の責任とは言えないかと思います。
お互いがそれぞれ「税法上」「社会保険上」の扶養ということで都合の良い解釈をしてしまったことが要因となりますので、「どちらの扶養なのか」をちゃんと確認しなかったお互いに非があるように思えます。
学生が「税法上の扶養の範囲内で」と適切に伝えていた場合は会社の責任になるかもしれませんが、その証拠もないでしょうし言った言わないの水掛け論になりそうです…
学生の親は自営で、顧問税理士さんがいるそうです。そちらの税理士さんが管理をすべきなのではないのでしょうか?
顧問税理士から「バイト先には税法上の扶養の範囲内でと伝えて」と言われていたかもしれませんので、管理されていたとも思えます。
流石にその後の学生の収入までは顧問税理士はチェックしませんし、上記を伝えていたのであれば管理という意味では十分かと思います。
その後、税金を支払ってもらった事で、味をしめたのか、更に住民税も発生するから、それも払えと言っているようですが、会社にそこまでの義務があるとは思えません。
相手側に納得がいくような対処方法はないでしょうか。
「社長と店長で折半して追加分の税金を支払った」とありますが、所得税は全額会社負担ということでしょうか。
学生側にも落ち度があったかもしれませんし、今回は痛み分けということで住民税は学生側に負担してもらうというのはいかがでしょうか。
本投稿は、2023年12月12日 01時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。