103万の壁について
こんにちは。
私は今大学3年生で、次大学4年生になります。一年浪人していて今年23歳になり特定扶養控除に当たらないです。このような学生はアルバイトでいくらまで稼いで良いのか123万円までなのか160万円なのか教えていただきたいです。
父親の年収は3000万程度です。もしよかったらお答えいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
税理士の回答

佐藤和樹
アルバイト収入に関して注意すべき上限には、以下の3つの基準があります。
1. 「103万円の壁」:所得税の基礎控除(→超えると自分自身の所得税が発生)
2. 「123万円の壁」:住民税の非課税基準(→超えると住民税が発生する自治体がある)
3. 「160万円の壁」:親の扶養(配偶者控除・扶養控除)の基準(→超えると親の税負担増加)
② 「123万円の壁」:住民税が発生する基準
アルバイト収入が123万円を超えると住民税が発生する自治体がある。
• 住民税には「均等割(約5,000円)」と「所得割(収入に応じてかかる税金)」がある。
• アルバイト年収100万円を超えると「均等割」が発生する自治体が多い。
• 「123万円」を超えると、住民税が発生する自治体もあるが、実際の基準は自治体ごとに異なる。
③ 「160万円の壁」:親の扶養から外れる基準
扶養控除(親の税負担)に影響するかどうか
• 親の合計所得金額が1,000万円超(給与収入1,220万円超)の場合、そもそも扶養控除の対象にならない。
• 父親の年収が3,000万円なら、あなたの年収に関わらず扶養控除は適用されない。
• したがって、「160万円の壁」は関係なく、いくら稼いでも親の税負担には影響しない。
④ 「103万円の壁」:自分の所得税が発生
• アルバイト年収103万円を超えると、所得税が発生する。
• ただし、所得税は給与から源泉徴収されているため、年末調整や確定申告をすれば還付される可能性がある。
本投稿は、2025年03月04日 23時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。