不動産を売った後の税金
先日、実家を売却しました。その後の税金額が、場合によっては高額になると知り、相談します。
実家は私の所有でした。20年以上。
一年前まで母が暮らしておりましたが、病気にて他界、一年後の今月売却しました。
売却価格は550万円です。
不動産は築年数が古く取得時の価格は不明です。
売却にかかった費用は、約28万円、一年前にリフォームした15万円の領収書はあります。
税率は14%か20%かと思いますが、3000万円までの特別控除の対象になれば、税金はゼロだと考えます。
約100万円の税金支払か、ゼロで済むか非常に気になるところです。
ぜひ、プロから回答をお願いします。
税理士の回答
売却物件の所有者が売却物件に居住されていた場合には、3000万円の特別控除が適用できますが、所有者本人が居住されていない場合には残念ながら3000万円の特別控除の特例は適用できません。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3302.htm
ご質問の不動産に居住されていたのがお母様だけの場合には、特別控除は適用できませんので、通常の長期譲渡(税率20.315%)の計算になるものと考えます。
取得価額が不明で実額の取得費が計算困難な場合は、収入金額の5%を取得費として計算することになります。その場合にはリフォーム代を加算することはできませんのでご留意ください。
なお、譲渡費用は実際に生じた費用を全額控除することができます。
早々のご回答、ありがとうございます。
特例が適用されないとは、残念ですが、仕方ないです。
他、軽減策はないのでしょうか?
ご連絡ありがとうございます。
特例を受けるためには適用要件を全て満たす必要がありますので、要件から外れる場合には残念ながら通常の譲渡所得の計算を行うことになります。
考えられる節税方法としては、同じ年に別の土地等で売却損を実現させて、ご質問の譲渡益と通算する方法になります。
わかりやすい回答、ありがとうございました。
本投稿は、2019年08月31日 13時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。