所得源泉説、純資産増加説、所得の定義として実務上採用されているのは?
所得の定義には所得源泉説、純資産増加説、の2説があるようですが、税の実務上採用されているのはどちらなのでしょうか?
税理士の回答

学説と実務がきれいに一致することはないでしょうが、一般的には、純資産増加説が採用されている、といわれています。
どのような点が学説と実務では一致しないのでしょうか?

純資産増加説であれば、所得の源泉が何であれ、税率は変わらないはずですが、現行制度では、所得の源泉ごと(給与、退職金、年金、不動産、譲渡、配当など)に、計算方法が区分されていますので、その点に関しては、所得源泉説「的」な考え方も少し取り入れられているのではないかと思います。
本投稿は、2016年05月15日 19時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。