仮想通貨の所得税と住民税の計算について
仮想通貨で利益が出た場合の税の計算が曖昧なので正しい計算をおしえてほしいです!
給与所得控除後の金額が1987200円で、所得控除の金額が886483円で、仮想通貨で50万円の利益がでた場合、計算はどんなかんじになるのでしょうか?
税理士の回答

中西博明
仮想通貨による所得は雑所得になります。
確定申告の際の具体的な計算は、給与所得1,987,200円と雑所得500,000円の合計2,487,200円が総所得金額となり、その金額から所得控除の金額886,483円を引いた1,600,717円(千円未満は切捨て)が課税総所得金額となります。
この1,600,000円に税率5%を掛けた(+特別復興所得税2.1%を加算した)81,680円が算出税額となり、給与から源泉徴収されている税額56,100円を差し引いた25,500円を納めていただくことになります。
ご返答ありがとうございます!
計算方法は理解できました!
あと3点質問があるんですが
①特別復興所得税とはなんでしょうか?
②この場合の住民税はどうなりますか?
③確認なんですが、給与から源泉徴収されている分は重複して払う必要はないってことですか?
ご回答おねがいします!!

中西博明
①東日本大震災からの復興のために臨時的に課税される税金です。
②住民税は50万円の雑所得の10%課税されます。
③給与所得から引かれている源泉所得税は、最終的に差し引きしますので、二重に課税されることは、ありません。
ご回答ありがとうございます!
なんどもすみません。
②の質問なんですけど住民税の計算も、最初に出した課税総所得金額の10%でしょうか?
その場合住民税も二重に課税されることはないですか?
それとも50万の10%で10万ということでしょうか?
最後にもう一つ質問があります!
利益が20万未満だった場合、住民税は払わないといけないでしょうか?
おねがいします!!

中西博明
給与所得については住民税が特別徴収されていると思います。
したがって、雑所得に対して10%の住民税がかかり、選択により給与所得に対する特別徴収とは分けて普通徴収で納付することが可能です。
なお、住民税は所得税のように省略基準はありませんので、仮に雑所得が20万円以下であっても申告する必要があります。
分かりやすいご説明ありがとうございます!
おかげで理解できました!!
本投稿は、2020年03月26日 01時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。