日本でFXの納税義務について
私は海外在住で、海外のFX業者で取引を行ってます。今年、日本へ4カ月ほど帰国予定ですが、その期間日本へ住所を置く予定です。(国民健康保険加入のため)
日本の住民票は、その4カ月間のみで、帰る際また海外に住所を移します。
その際、日本でのFX利益に対する税金の支払い義務はあるのでしょうか。
「年間180日以内の滞在は納税義務は無い」と聞いていますが、一定期間(180日以内)日本に住所を置いた場合でも、同じでしょうか。
よろしくお願いします。
税理士の回答

土師弘之
日本における継続滞在期間が1年未満の場合の居住者・非居住者の判定は、生活の本拠(中心)がどこにあるかで判定します。生活の本拠は、職業や扶養家族の有無などを指します。
以下に当てはまる場合には、日本に生活の中心があるとみなされ「居住者」となります。
①継続して1年以上居住することを通常必要とする職業に就いている
②日本国籍があって、日本に生計を共にする家族(配偶者など)が居住している
住民票の有無は居住者・非居住者の判定に直接影響しませんので、4か月の帰国が何のためであるかで判断されることになります。
なお、183日ルールは、租税条約において、給与所得の課税関係の判定のみに使用されるもの(「短期滞在免税制度」といいます)であって、居住者・非居住者の判定に使われるものではありません。
ちなみに、180日ルールとは、短期滞在ビザのルールだと思われます。
ご回答いただきありがとうございました。
内容、理解しました。
本投稿は、2021年04月22日 14時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。