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申告所得税及復興特別所得税について

ITエンジニアのフリーランスをやっています。
申告所得税及復興特別所得税について教えてください。
昨年度の確定申告時(e-Tax)、確定申告書B第一表で以下のようになっていました。
49 申告納税額 : 340,200円
50 予定納税額 : 100,200円
51 第3期分の税額 : 240,000円
まずこの意味ですが、51の額が3/15までに支払う額、50がその後2回に分けて払込通知書が来る額だと思っていました。
しかし、昨年支払った領収書を改めてみると、51が240,000円、50の2回分の合計が226,800円となっていました。
すると、納税額としては合計466,800円となってしまうのですが、この数字はどこから出てくるのでしょうか?
もしかして最初の240,000円が払い過ぎだったのかと少し心配になりました。

税理士の回答

  回答します

  納税額は正しく計算・納付されたと考えられます。

 「49 申告納税額」は、その年の所得に対して税率を乗じ、貴方が負担する所得税(復興特別所得税含む)になります。

 「50 予定納税額」とは、前年分の所得税(49の金額)に基づき、当年中に当年分の所得税を前払い(予定納税)した所得税になります。

 そのため、「50 予定納税額」の金額は、
  「3/15の「後」に納税する申告した年分(令和2年なら令和2年分)にかかる納税額」ではなく、
  「3/15より「前」に、申告する年分の、納税額一部を前払い(予定)した額」となります。
  
  なお、令和3年中に納税した「50」額が、226,800円だったということですので、「昨年度の確定申告」とは「令和2年分の所得税確定申告書」であり、「49 340,200円」「50 100,200円」「51 240,000円」は「令和2年分の所得税の確定申告書」に記載された額と推察いたします。

  そうしますと、
 ① 3/15に納税した額 240,000円について
   正しい納税額(納税のし過ぎではありません)と思われます。
   税額の算出と予定納税額が正しく計算されていることを前提に、差引の金額が納税又は還付金額となりますので正しいと思われます。

 ② 令和3年中の予定納税額について
   令和3年中の予定納税額についても正しく計算され、納税されたものと考えます。
   340,200円(※) ÷ 3 = 113,400円 1回ごとの予定納税額
   113,400円 × 2回(予定納税の回数)= 226,800円
   ※ 給与所得者等がある方は、予定納税の計算の基準額は「49の額」ではありませんが、詳細は割愛します。


  なお、令和3年分の確定申告の際には、「50 予定納税額」に226,800円を記載し、年税額との差引額を令和3年分の第3期の納税額として納めることになります。

予定納税額についての解釈が間違っていたようです。
当年中に支払った総額は、「49 申告納税額」と一致すると思い込んでいましたが、「納税額一部を前払いした額」と言われて納得できました。
大変わかりやすい解説、ありがとうございました!

ベストアンサーをありがとうございます。
 本日が申告期限ですが、e-Taxで提出される場合はお気を付けください。システム障害が生じています。
 郵便で送られる時は、本日の消印が押されるようにしてください。

本投稿は、2022年03月15日 14時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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