乙から甲になった場合の源泉所得税の天引きについて
会社の経理をしている者ですが、最近配属になりわからない点があり質問させて頂きました。
弊社にアルバイトに来ていた者が4月1日付で正社員になりました。
甲から乙に変更になり、天引きする源泉所得税が変わると思うのですが、そのタイミングを教えてください。
弊社は月末締め、翌月25日払いです。
① 3月末まで乙 →3月給与(4月25日支払い分)まで乙で計算
4月1日から甲 4月末締め(5月25日支払い分)から甲で計算
になるのか、
② 4月1日から甲なので、一番近い4月25日支払い分から甲で計算
①か②どちらになるのでしょうか?
また、弊社で年末調整した場合、乙として天引きしていた所得税の還付はされるのでしょうか?
税理士の回答

出澤信男
①になると思います。正式には5/25支給分から甲欄になります。扶養控除等申告書を5月に提出していただくことになります。
②同じ会社であれば、4月までの乙蘭分も合わせて年末調整ができます。
ありがとうございます。
①ですよね。
その場合、弊社で年末調整をしますが、年間の税額は1月から12月まで甲として計算されて乙として払っていた所得税は還付されるのでしょうか?
それとも3月末まで乙、4月1日以降を甲として計算されるのでしょうか?

出澤信男
年末調整で年間の税額は甲欄として計算され所得税は還付されます。なお、給与の計算は、1/25支給分から12/25分までになります。
ありがとうございます。何回も恐れ入ります。ご回答感謝申し上げます。
実は、4月25日支給分から「甲」に変更し、1か月早く源泉所得税額を少なく徴収してしまったのですが、
年末調整で還付される金額が少なくなるだけで問題ないでしょうか?
間違いは間違いなのですが・・・。

出澤信男
その場合は、3/25までを乙蘭にして4/25からを甲欄にすれば良いと思います。扶養控除等申告書は4月に提出されたとものとします。
ありがとうございます。
扶養控除等申告書の提出のタイミングで甲欄で計算できるという事なのですね。
4/25乙欄であっても甲欄であっても年末調整還付額が変わるだけでトータルの年間所得税額は変わらないという認識でよいでしょうか?

出澤信男
相談者様のご認識の通りになります。
何度もご丁寧にありがとうございました。
わかりやすかったです。
本投稿は、2022年05月03日 09時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。