株式の時価評価の必要性

資産としての保有目的で株を700万ぐらいで購入し、今まで預け金にはいった受取配当金10000円以内で株を追加購入していました。よって決算時に時価評価していませんでした。今期以前追加購入した10000以内の株を売却し、その資金と配当金で追加購入しました。売却をしてしまったのですが、売買目的にされ時価評価しないとだめになりますでしょうか？
他の700万のものは保有目的で動いていません。
今後も売却はしない方がいいでしょうか？

税理士の回答

唐澤寛

唐澤会計事務所

1. 東京都
2. 小金井市

　売買目的有価証券として時価評価しなくて差し支えないものと思われます。

　法人税法上、売買目的有価証券は、短期的な価格の変動を利用して利益を得る目的で取得した有価証券をいいますが、上記の有価証券は長期保有を目的として取得されていることから、売買目的有価証券に該当せず、また、上記のような少々の売買をしたところで、ただちに当該有価証券が売買目的有価証券と判断されることはないと考えられるからです。

本投稿は、2025年12月03日 23時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。