営業外利益(fx)の税金について
昨年マイクロ法人設立、事業は赤字、営業外売上でFXの利益が2000万円を越えてきました。
①営業外売上でも税金は利益800万円以上は23.2%かかるのでしょうか?
②2000万円の利益だと大体どのくらいの税金を支払うのでしょうか?
③個人でのFX取引では分離課税20%なので、今後税金が不利になるなら個人でトレードにシフトしようかと悩んでいます。
アドバイスをお願い出来ませんでしょうか。
税理士の回答

長谷川文男
個人と法人では課税の考え方が違います。
個人
分離課税、赤字の繰越は3年間で他の所得との通算はできません。
法人
所得の種類を問わず課税。所得を分類しての課税はしません。
トータルでの所得計算です。事業が赤井なら当然、通算されます。
赤字の通算は原則10年間です。
税率自体は、個人の方が安いですが、赤字の繰越期間が3年と短く他の所得との通算はできません。
法人税の税率は、800万円超の部分は23.2%ですが、マイクロ法人なら800万円以下の部分は15%です。他に法人市民税、法人県民税。法人事業税等があり、内、法人事業税等は翌期の申告時(納付時)の経費になります。
地方税は、超過税率といって、原則の税率より高い税率を適用している自治体が多いのですが、大体、法人税を含めたトータルで800万円以下24%前後、800万円超の部分35%程度かと思います。
また、法人の場合、他の赤字との通算や赤字の繰越期間が10年と長いのがメリットです。
税率が約20%の個人が有利かどうかは、赤字にならないか、他の所得の通算、繰越期間など異なるので、どちらが有利かはいえません。
本投稿は、2022年02月25日 08時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。