個人事業主になるための節税対策について
姉妹でネットショップの起業を検討しております。
どちらが個人事業主になるか節税などを考え下記の方法を検討しています。
姉:アルバイト
妹:会社員
※居住地は別
①妹が個人事業主になり姉を社員として雇う(妹は会社員を継続したまま)
②姉が個人事業主になり外注費や謝礼金として妹に月々支払う
お互いのメリット・デメリットなども踏まえて
①②を検討したのですがどちらがよいでしょうか。
また、上記以外に良い方法があればご教示いただきたいです。
税理士の回答
(1)上記で言うと②しか取れないと思われます。
妹は会社員なので、そちらが本業となり、当該ネットショップの収支に関して、事業所得として申告することは難しく(=個人事業主になるのは困難)、いわゆる「副業」として、雑所得で申告するしかないと考えれれるからです。
一方、姉はアルバイトにすぎないので、ネットショップに関して、開業届を出し、ネットショップの収支を事業所得として申告しても、なんら問題はありません。
(2)あとは姉妹2人で法人を設立して、その法人ネットショップうを営む方法があります。
兄弟間の外注費や謝礼金が、経費として認められるかどうか、あいまいなところがあるので、会社から役員報酬を二人でもらうと、すっきりします。
どれが得かはやってみないとわかりません。
ご丁寧に回答いただきありがとうございます。
友だちがサラリーマンをしながら個人事業主になっていたため
①も検討しましたが、個人事業主になるのは困難なんですね。。
ご教示いただきありがとうございます。
(2)に関しても検討していなかったことでしたので、提案していただきありがとうございます。
どれが得かはやってみないとわからないとのことでしたので、やってみて判断しようと思います。ありがとうございました!!
令和4年度の通達の改正で、サラリーマンが副業を個人事業主として事業所得で申告するのは難しくなりました。
したがって①の場合は「雑所得」で申告することになります。
これからどうなっていくかわかりませんが、税務調査による否認事例が増加するものと想定されます。
国税庁
「所得税基本通達の制定について」の一部改正について(法令解釈通達)
国税庁HP
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/shotoku/kaisei/221007/index.htm
本投稿は、2023年08月20日 16時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。