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退職金について

企業型DCがある正社員です。退職金制度も有ります。例えば40代で正社員からパートになる場合、切り替えと同時に退職金をもらうと税制上不利になってしまいますか?
企業型DCと同時にiDeCoを利用することも考えていますが、これからパートになったとしても60代でiDeCoを受け取り、5年後に退職金を受け取る方が退職所得控除を有効に使えますでしょうか?

税理士の回答

正社員からパートに雇用形態を変更する際、退職金を受け取るタイミングと税制上の有利・不利についてお答えいたします。

1. 雇用形態変更時の退職金受け取りと税制上の扱い

正社員からパートへの変更は、一般的に「退職」ではなく「雇用契約の変更」とみなされます。そのため、このタイミングで退職金を受け取ることは通常ありません。しかし、もし会社の規定で雇用形態変更時に退職金が支給される場合、その支給は「退職所得」として扱われ、退職所得控除の対象となります。

2. 退職所得控除の適用と5年ルール

退職金やiDeCoの一時金を受け取る際、それぞれに対して退職所得控除が適用されます。しかし、同じ年に両方を受け取ると、控除額が合算されるため、税負担が増加する可能性があります。このため、受け取りのタイミングを5年以上ずらすことで、それぞれに対して独立した退職所得控除を適用でき、税制上有利になります。

3. 企業型DCとiDeCoの併用と受け取り時期

企業型DCとiDeCoを併用し、それぞれを一時金で受け取る場合も、退職所得控除の適用において同様のルールが適用されます。したがって、例えば60歳でiDeCoを受け取り、5年以上経過した後に退職金を受け取ることで、退職所得控除を最大限に活用できます。

4. まとめ

正社員からパートへの雇用形態変更時に退職金を受け取る場合、それは退職所得として扱われ、退職所得控除の対象となります。しかし、iDeCoや企業型DCの一時金と同じ年に受け取ると、控除額が合算され、税負担が増加する可能性があります。そのため、受け取りのタイミングを5年以上ずらすことで、各受け取りに対して独立した退職所得控除を適用でき、税制上有利になります。

ご丁寧な回答をありがとうございました。
勉強致します。

本投稿は、2024年11月26日 10時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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