株(短期売買)の節税方法
会社員です。夜やお昼休みに注文し、株の短期売買を行っています。
1月から今日まで、500万円弱の利益があります。もし幸運にも一年間このままの調子なら2000万円程度の利益になり、400万円ほどの税金が発生してしまいます。
(質問1)今から行っておくべき節税対策はありますでしょうか。(法人化とか?ふるさと納税?)
(質問2)こういったケースに詳しい税理士を探すコツ(ググると不動産投資専門の税理士がたくさん出てきて、株やFXの専門家が少ないようです)
質問者情報
収入 :会社からの給与600万円、株短期売買での想定利益2000万円
家族構成:妻(専業主婦)、子一人
住所 :東京都
重要事項:株のことは絶対に会社にばれたくない。できれば妻にも。
主口座 :特定口座・源泉徴収あり
投資手法:保有期間1~2日のスイングトレード、取引回数は多分1年で1000回を超えるはず(事業所得の主張が可能では?)
経費にしたいもの:
(あ)1月に導入した株分析ツール費用20万円
(い)1月に損切した別口座(特定口座・源泉徴収あり)での株の損失15万円
(う)過去の株の損失(確定申告してない)
(え)その他普段の出費(旅行や会食)が何とか経費にならないかなぁ。
質問者の考え方:年金はもう破綻していると考えており、私は一円ももらえないと考えています。したがって、年金の保険料は実質税金とみなして下さい。
税理士の回答

藤本寛之
(質問1への回答)
安定して2000万円の利益を計上できる状況であれば法人化も一つの選択肢です。法人化した方が個人で株式投資をするより経費計上できる範囲が広がります。
(質問2への回答)
株式は分離課税という課税方式を採っているため、総合課税の不動産所得と違い節税とする余地が少ないと考えています。株式やFXの知識を備えて、それを売りにするという税理士は少ないと思います。
(経費に関する質問への回答)
(あ)経費にする余地はございます。
(い)確定申告することで損益通算できます。
(う)特定口座で生じた確定申告していない過去の損失については使う事はできません。
(え)株式投資に直接関係しない支出は経費にする余地はございません。法人化することでこの様な支出を費用計上する余地が生じます。

株で儲けるのは、ご自身で書かれていらっしゃる通り、幸運、ですので、中長期的に利益を計上し、資産を築かれる方がごく少数でしかない、ということがあるのかもしれません。また、税率も低いものですから。
確定させ、手じまいし、経費云々は考えない、というのも一案かとは思います。
本投稿は、2018年04月19日 22時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。