顧客からいただく作業代を顧客サイトのアドセンス収益と相殺することについて
個人事業種として、Webサイト制作やシステム開発を請け負っています。
ある顧客から、その企業のサイト運営をほぼ丸々任されました(問い合わせ対応などを除く)。
その運営作業代やアドセンス(広告)収入などの分配について分からないことがあり、ご質問申し上げます。
当該サイトは、月何万円かのアドセンス収益が上がっており、その範囲でサイト改修や記事作成などの作業をすることになりました。
もらい方としては、私個人のアカウントのアドセンス広告を当該サイトに掲載してその収益をもらい、作業代はお客に請求しないという方法を考えています。
さらに、運営が軌道に乗って作業代を超える収益が出た場合の話ですが、そのうち何割かをお客に渡すという収益の分配を考えています。その顧客とは別の取引もあって、月々何十万かの請求をしているので、その分配の渡し方も、他の請求項目からの減額ということにしてはどうかと考えています。
こうしたやり方について、税務上の問題(脱税など)はないでしょうか。
請求の相殺については、検索でいくつか近い質問もあったのですが、ぴったりの事例はないようでしたので、質問させていただきました。
何卒宜しくご教示のほどお願い申し上げます。
税理士の回答
すぐに思い当たることは消費税の免税業者の判定の売上です。
相殺する前と後で売上総額が変化しますので、免税業者の判定で問題となり得ます。
「請求額の数パーセント値引きする」というような取り決めでの相殺であれば、上記消費税の問題は起こりません。
ご質問では、「別の取引」と書かれています。
従って相殺すると上記消費税の問題が生じる可能性があるかと思います。
相殺前で売上が1000万円以下であればどう転んでも免税業者ですから気にする必要はありません。
大西先生、ご回答ありがとうございます。
判定の売上は超えることもそうでないこともあるので、ご助言に基づき注意のうえ、取り決めの内容を考えたいと存じます。
本投稿は、2019年06月13日 00時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。