親子費用折半で親名義の家をリフォームし、三世代同居する際の節税対策について
現在、両親とは別居していますが、三世帯同居に伴うリフォームを予定しています。両親名義の家は在来工法の築39年の建物で評価額は約320万円です。リフォーム金額は約1000万円です。ローンを組む予定はありません。(両親宅の二階にキッチン増設と、二階の一部の間取り変更、家全体の耐震工事を予定しています。)両親名義の家ですが、5分の3は父名義、5分の2が母名義になっています。土地は母名義です。将来の相続対策として基礎控除、小規模住宅の特例を活用しても収まらない可能性があります。今回のリフォームにあたり節税対策として①、②の案を考えていますが、それ以外の節税効果の高い案がありましたらアドバイスを宜しくお願い致します。
①子が両親の家を購入して名義変更し、親から折半の額になるまでリフォーム費用を毎年110万づつ暦年贈与を受ける
②家の名義は両親のままにし、1000万円のリフォーム費用を親に立て替えてもらい、折半の額になるまで毎年子供が110万円ずつ親に暦年贈与する。
※両親の家の共有名義人に子供がなる方法もあると思いますが、名義が複雑になりそうなので今のところ考えていません。
以上、ご教授の程、宜しくお願い致します。
税理士の回答

竹中公剛
おはようございます。
一番の節税は、
親がすべてのリフォーム代金を、出すことです。
それぞれも持分で。
親も財産が、その分減少します。
家屋は、評価が低いので、子が、購入したり、しないほうが良いです。
宜しくお願い致します。
ご回答ありがとうございました。
今の状況では②案が良いという事になると思いますが、他の案があればご教授頂けませんでしょうか? またリフォームは来年春からを予定をしていますので、暦年贈与をするにあたっての注意点などあれば宜しくお願い致します。

竹中公剛
②案は良くないです。
家の持分で、リフォームの金額をねん出してください。
相続を考えても、親の財産を少なくすることを勧めます。
暦年贈与は、やめるべきです。
また、そのように装ても、リフォームしたときの、持分以外が、その年の贈与にあたります。
②案はまずいです。
早速のご回答ありがとうございました。
②案は装うことになってしまうのですね。親は500万円までしか、支払えないと言っています。
(A)このようなケースは節税のためには”リフォーム代の支払い持ち分に合わせて、家の名義の持ち分を共有にするのがベストの対応になる"という事で宜しいでしょうか?
(B)現在の家の共有名義が、5分の3は父名義、5分の2が母名義となっているので、リフォーム代の支払いにおいて、”父親の口座、母親の口座から名義の持ち分に合わせてリフォーム代を支払う必要がある。”つまり”母親の口座から親の支払い分を全て出すのは問題がある。”と認識すべきなのでしょうか?
理解が乏しくて申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

竹中公剛
母親の口座から親の支払い分を全て出すのは問題がある。”と認識すべきなのでしょうか?
そうです。
親に貸して、返済してもらう。
贈与は、父親110万円母親110万円以内にして、
後は、子供が親に貸す。貸した金は、戻してもらう。
これが、良いです。
ありがとうございます。私が両親それぞれに110万円ずつ贈与した後は、毎年、計画的に両親から家の名義割合に伴った、お金を返済してもらう事にします。何度も大変申し訳ありませんが、そこで以下についてご教授ください。
①親は年金生活者なので、短期間に全額返済してもらう事は難しいと思います。もし返済途中に亡くなってしまうようなことがあった場合は、未返済部分は私から親への贈与とみなされるのでしょうか?
②親からの返済をしてももらう際には以下の1.2.以外に注意しておくことはあるでしょうか?
1.両親それぞれに対して借用書をつくる
2.現金での受け渡しはせずに、親の通帳へ振り込む
以上、宜しくお願い致します。

竹中公剛
①親は年金生活者なので、短期間に全額返済してもらう事は難しいと思います。もし返済途中に亡くなってしまうようなことがあった場合は、未返済部分は私から親への贈与とみなされるのでしょうか?
残額は、相続財産に加算されるだけです。
②親からの返済をしてももらう際には以下の1.2.以外に注意しておくことはあるでしょうか?
1.両親それぞれに対して借用書をつくる
2.現金での受け渡しはせずに、親の通帳へ振り込む
これ以上の、用心は、ないと思います。
完璧です。
宜しくお願い致します。
朝早くから、夜遅くまで、迅速かつ的確なアドバイスを頂き、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。 本当に有難うございました!
本投稿は、2020年07月23日 22時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。