住宅ローン減税と、自由診療費用の還付を、同時に受けたい
40代後半独身で、年収約550万円。
2013年7月にマンションを約3,500万円で購入し、現状の残債が約2千万円弱あります。
年利0.775%変動型です。
住宅ローン減税が終わると繰り上げ返済予定です。その資金は、今でもあります。
定期預金や株式投資で細々と運用しています。
2017年7月から、歯科治療の自由診療を受診中で、トータル約300万円の見積もりが出ました。
治療期間は2017年中旬から2018年初旬になる予定です。
すでに住宅ローン減税を受けているので、自由診療の還付があまり無いと思われます。
今からできる、何か良い節税対策はございますでしょうか?。
いずれも、所得税と住民税からの還付と認識しています。
例えば、2018年1月に半分繰り上げ返済する、自由診療費用を2017年中に払い終えるなど
また、このような相談の費用は、大体いくらほどしますでしょうか?。
よろしくお願いします。
税理士の回答

おはようございます。
住宅ローン控除は1%ですので、2,000万円×1%=20万円が控除されます。
所得税が20万円といいますと、大体所得ベースで300万円くらいになります。
相談者様の年収が550万円とのことですので、
・550万円-控除額=300万円
とすれば住宅ローン控除を最大限に受けられます。
仮に給与所得者として、550万円の給与所得控除が164万円、
その他の控除が100万円あるとしますと、合計で264万円の控除となり、
・550万円-264万円=286万円
ですので、住宅ローン控除が取り切れない状況です。
これに医療費控除が加わった場合、取り切れない金額が増えてしまうことになります。
また、医療費控除は年間200万円までが上限となりますので、
仮に今年200万円の控除を受けたとしますと、
・286万円-200万円=86万円
となり、これに対する税額は43,000円になります。
これを1%で割り返すと、
・43,000円÷1%=430万円
となりますので、住宅ローン残高が430万円であればローン控除が取り切れるということになります。
ただし、多額の医療費控除をされるのは今年と来年だけだと思いますので、
ここまで繰上返済をしてしまうと再来年以降に影響がありますので、それを加味してご検討されればよろしいかと思います。
>このような相談の費用は、大体いくらほどしますでしょうか?。
30分5,000円程度で相談を受けている事務所が多いかと思います。
よろしくお願いします。
本投稿は、2017年07月22日 01時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。