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事業・プライベートの兼用口座における開始残高の設定と、口座切り替えに伴う仕訳について

今年5月1日より青色申告・開業届を行った者です。
2点質問があり、ご相談させてくださいませ。

期首から開業日まで(2023年1/1〜5/1)と、その後 3ヶ月ほど(5/1〜7/31)まで、
1つの銀行口座を、プライベート用・事業用の兼用で使用していました。
8/1以降に事業用口座を開設し、以降はそれを使っています。

【質問1】
上記の場合、以下のような仕訳で開始残高を設定し、
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普通預金(100万円)/元入金(100万円)
=========
それ以降は、以下のように入出金明細の1行ずつ、
細かく事業主貸で仕訳する認識で合っていますでしょうか?
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事業主貸(3万円)/生活費(3万円)
事業主貸(1万円)/生活費(1万円)
事業主貸(2万円)/生活費(2万円)
=========

【質問2】
8/1に事業用口座を開設し、それ以降は【質問1】の口座は事業用として使っていません。
口座変更に伴い、何か特別な仕訳をする必要がありますでしょうか?
例えば、、、
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事業主貸(40万円)/生活費(40万円)
事業用預金(60万円)/事業主借(60万円)
※ 事業用口座に60万円を移動して、事業用として運用。残りはプライベート用として運用。
=========

わかりにくい質問で大変恐縮ですが、
お知恵をお借りできますと幸いです。

何卒、よろしくお願いします。

税理士の回答

①会計ソフトによりますが、開始残高については、仕訳で記帳するよりも、残高を直接入力するソフトが多いように思うので、ソフトの仕様を確認して、そのようにされるのがよいかと思います。
 その場合、5/1の口座残高が100万円であり、その他の資産・負債がなければ、元入金に100万円を入力することになるものと思われます。

5/1以後は、口座のすべての動きを記帳することになるので、生活費でお金を引き出した場合は、

(借方)事業主貸 ××× (貸方)普通預金 ×××

の仕訳をすることになります。


②普通預金の、従来の口座(A口座)と新たな事業用口座(B口座)のそれぞれについて補助元帳(補助コード)を作成した上で、普通預金Aから普通預金Bへの資金移動を記帳するとともに、普通預金Aの補助元帳を閉鎖する必要があります。

・資金移動時

(借方)普通預金B 600,000 (貸方)普通預金A 600,000
【適用】口座資金移動

・普通預金Bの口座閉鎖

(借方)事業主貸 ××× (貸方)普通預金A ×××←A口座の残高
【適用】A口座閉鎖に伴う振替

などとなります。

ご回答ありがとうございます。
会計ソフトは「マネーフォワード」を使用しています。

色々と調べていると、唐澤様のように、

・開始残高をプライベート口座残高で設定
・以降、事業用口座ができるまでの口座の動き全てを仕訳(私用は事業主貸)

という意見と、

・プライベート口座なら設定の必要なし。よって開始残高は0円。
・事業に関するものだけ仕訳すればOK

という意見があるようです。
これはどちらも法的には認められていて、あとは税理士さんの考え方によるものでしょうか。

税理士ドットコムで同様の質問がいくつかありますが、
やはりいずれの意見も散見されました。

 65万円控除をめざすのであれば、下段の方法は要件をみたしていないと判断されるおそれがあるので、やめたほうがよいかと思います。・

本投稿は、2023年11月13日 15時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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