【青色申告】残高推移表の「期間残高」の「資産」の金額について(※通帳を3つ→1つにした場合)
今年から青色申告(65万控除)をします。
2023年1月時点で2つの通帳(AとB)に事業での振り込みがありました(※プライベート兼用)。
2023年6月に事業用口座(C)を開設し、
AからCへ100万円移動
しました。
以後、事業での振り込みは全てC口座利用です。
A、Bのプライベート通帳は6月時点で事業での使用がなくなったため、
AとBに残っていた金額をすべて「事業主貸」として処理しました。
※この時点でA口座、B口座の残高は0と表示されています。
が、残高推移表の期間残高(「貸借対照表」)の「資産」の項目をみると、
AとBのプライベート通帳で「事業主貸」として処理した金額が全て足しあげられており、
えらいたくさんの資産がある人
みたいになっています(汗)
また、プライベート通帳からプライベートに使用した金額もすべて「事業主貸」で処理しているのですが、
この「事業主貸」とした金額もすべて「資産」の中に含まれております。
「資産」という項目なのに、今持っている資産とはかけ離れた金額が表示されています。
これは正しい状態でしょうか??
税理士の回答

はじめまして、税理士の岡村と申します。
「AとBに残っていた金額をすべて「事業主貸」として処理しました。
※この時点でA口座、B口座の残高は0と表示されています。」
とのことですので、この時点以降の・・・。
「プライベート通帳からプライベートに使用した金額もすべて「事業主貸」で処理しているのですが」
プライベートの通帳をプライベートに使用しているだけですので、この部分の仕訳は要らないと思います。
なので、この仕訳を削除すれば実態とあった金額にならないでしょうか。
これで一度試してみていただければと思います。
岡村先生
ご回答ありがとうございます。
私の書き方が悪かったです。
AB口座の残高を事業主貸として処理した後は、AB口座からの支出の記帳はしておりません。
以下、「事業主貸」として処理した項目をかき出します。
【事業主貸として処理】
2023年1~6月:ABC口座全てのプライベート使用品目を「事業主貸」として処理
2023年6月:AB口座の残高全てを「事業主貸」として処理(※ここでAB口座の残高は0になった)
2023年7月:C口座からのプライベート使用品目を「事業主貸」として処理
※7月以降はAB口座のお金の動きは一切記載せず
この状態で、
残高推移表の期間残高(「貸借対照表」)の「資産」の金額
が、
・C口座の残高
・固定資産の金額(PC代など)
・事業主貸の金額(ABC口座から落としたプライベート使用の金額と、6月時点のAB口座の残高)
となっており、
「6月時点のAB口座の残高」と「今までプライベートで使った金額」が「資産」の中に入ってしまっているため、
「資産」だけみると、えらいお金持ち!みたいな状況に見えるのですが、
これは正しい状態でしょうか??

ベストアンサーにお選びいただいてありがとうございまいた。
ご質問者様もご存じのようですので恐縮ですが、「事業主貸」勘定はご質問者様からのプライベートの支出を集めた金額なので、資産の部に計上はされますが、資産ではないので「えらいお金持ち!」みたいな状況に見えちゃうかもしれませんが、えらいお金持ちではないです(笑)
なので、適切に仕訳が処理されていればそれが正しい状態と言えると思います。
事業主貸勘定の金額が所得に対して大きいとたしかに「おやっ?」とは正直なところ思います。
しかしながら、ご質問者様のように
「2023年6月:AB口座の残高全てを「事業主貸」として処理」
という理由がしっかりとあればそこまで問題になることもないと個人的には思います。
今年の決算では少々気持ち悪い資産の部の金額となっているかもしれませんが、事業主貸と事業主借の残高は来年に繰り越されるタイミングで元入金などと調整されて残高がなくなるので、そのタイミングで資産の部の金額とご質問者様の財産との金額がイイ感じの金額になって「えらい金持ち」の状況が解消されるのではないでしょうか。
岡村先生
ご回答ありがとうございます!
大変分かりやすいです。
大丈夫とのことで安心しました。
私の拙い質問に真摯にお答えいただき、感謝です!
本投稿は、2024年01月06日 08時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。