青色申告における家事按分の考え方について、家族と同居している場合の計算方法の質問
青色申告における家事按分の考え方について、家族と同居している場合の計算方法について質問です。
個人事業主として自宅で在宅ワークを行う主婦です。平日8時間、自宅で仕事をしており、毎月の電気代のうち、20/30日間 × 8/24時間 を経費として計算したいと考えています。
しかし、家族(祖母、夫、子ども)と同居しており、厳密には日中家族が家事で使う電気代も含まれてしまっております。
こういったケースでは、家族が使用する電気代も考慮する必要があるのでしょうか?それとも、ざっくり日割計算、1日の働いている時間の割合で考えればよいのでしょうか?
税理士の回答

ご質問者様、こんにちは。税理士の橋本健輔(ハシモトケンスケ)と申します。
家事按分に関しては、結論から言うとざっくりで大丈夫です。私は実務上では家賃の家事按分割合に合わせることが多いです。電気の使用量を正確に見積もることは一般の方には困難を極めますし、かといって時間に比例するものでもない、と考えると、電気代単体で明確な基準を設けるというのはあまり現実的ではないのかなと考えています。
税務署サイドとしても、「正確にはやってほしいけど、経済活動に差し障るくらいならざっくりでもやむを得ない」というスタンスのようです。
ご参考になれば幸いでございます。
税務署サイドのスタンスがわかり、安心いたしました。ありがとうございます!
追加の質問で恐縮ですが、「家賃の家事按分割合に合わせる」ということは、以下のように計算してよいということでしょうか?
仕事に使う部屋面積が家屋の1/5の場合、
仕事で電気を使用している時間によらず、
[全体の電気代×1/5 ]を経費にできる
ご教示いただけますと幸いです‥。

はい、ご認識のとおりです。家事按分をする上で、比較的合理的なやりかたですし、按分割合も一つ覚えておけば済むので、事務的な負担から言ってもオススメの方法です。是非活用してみてくださいませ。
本投稿は、2021年08月18日 14時50分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。