バイトの稼ぎすぎによる親の増税額について
親は大きめの病院で勤務医として医師をしていて、年収が5000万円ほどあります。バイトは条件が良く年間で200万円ほど稼ぐことができます。いくら稼げば親の増税額分を埋めることができるでしょうか。また、1度103万、130万を超えてしまい、次の年に103万、130万を超えなかった場合もいろいろな適用から外れて家族全体としての負担額は大きくなるのでしょうか?
税理士の回答

1.相談者様の年収が103万円を超えると、親の扶養から外れ、相談者様が学生であれば、親は特定扶養控除(所得税63万円、住民税45万円)を受けられなくなり税負担が増えます。
2.親の税負担増
(1)所得税 特定扶養控除額63万円x45%=283,500円
(2)住民税 特定扶養控除額45万円x10%(定率)=45,000円
3.親の増税額を考慮した場合、相談者様は手取りが増えてくる160万円以上稼げば、親の増税分を埋めることができると思います。
4.翌年において、相談者様の年収が103万円以下になれば、親の扶養内になります。また、年収が103万円超130万円以下になれば、親の税負担は変わりませんが、勤労学生控除を受けられ所得税は非課税になります。
本投稿は、2020年08月17日 15時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。