住宅ローン控除について(夫婦共有名義から夫単独名義への変更)【贈与税等】
29歳公務員です。(税込年収650万円、扶養家族:妻、子供1人)
2016年にマイホームを2700万円で購入しました。住宅ローンの内訳は、夫1500万円、妻1200万円です(登記上も1500万円:1200万円の共有名義)。借入期間30年、変動利率(現在は0.675%)です。
借り入れ当初は、妻も働いていましたが、2017年に育児に伴い、退職しました。
現在、住宅ローン控除を夫部分しか受けられておらず、夫単独名義で借りていれば節税効果をもっと享受出来ていたのに(10年間で100万円超)…と後悔しております。
借入から3年が経過し、約10%は返済が完了している状況です。
質問としては以下3点です。
①住宅ローンの借換(妻の1200万円分を夫名義に)をする際に、贈与税が発生するのでしょうか(いくらの負担となるでしょうか)。
②住宅ローン控除を受けるためには、登記を妻名義から夫名義に変更しなければいけませんでしょうか。また、その場合、贈与税は発生するのでしょうか(いくらの負担となるでしょうか)。
③節税効果を享受するために、他にできることはありますでしょうか。
住宅ローン控除による節税効果、発生する贈与税、借換の諸経費等を総合的に見て、判断したいと考えています。
以上、よろしくお願い致します。
税理士の回答

酒屋就一
①これまで奥様が負担した分を奥様の持分として残し、残りをご主人の持分とされれば、それぞれの負担額と持分が一致しますので贈与税は発生しない可能性はあると考えます。
②https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shotoku/06/63.htm
こちらのページに「(注)・・・自己と生計を一にしている親族等からの取得は、住宅借入金等特別控除の対象とはなりません。」とあるとおり、奥様の住宅ローン分を追加で住宅ローン控除適用することはできないと考えます。
③住宅ローン控除の節税効果を最大限に享受されたいのでしたら、売却・住み替えなどを検討することになるかと考えます。
ご回答ありがとうございます。やはり、諸経費もろもろを考えると現状維持がコスト的に一番良さそうです。
この100万の取りこぼしは痛いですが、節約して、過ごしてまいります。
本投稿は、2019年08月18日 10時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。